小宮の隣・俺のモラル
ー♪ー♪ー
小宮が来たようだ。
「今開ける。」
やけにドキドキしてる自分がいる。
というより…極度の緊張をしている…。
「いらっしゃ…」
ーパーン!!ー
「誕生日おめでとー!!!由希ー!!」
ん?
なにが起きた??
「………………。」
「あれー?おーい。ゆーうーきー?クラッカーで心臓止まっちゃったのかー??」
「…すげービックリした…。本当に止まったらどーしてくれんだよ…………入って中。」
今俺は、平然を装えているだろうか?
つーか、なんだよその大きい鞄は…。
もしかして、昨日の友達と泊まってそのままここにきたのか…?
そんなこと考えながら、ゆっくり玄関の扉を閉めた。
ードン!ー
「由希が心臓止まったら、俺が心肺蘇生してやるからさ!………練習する?」
壁へ追いやられて、今にもキスしてしまいそうな距離。こんな時でも、余裕な顔してる小宮。…少し悔しい…。
「…止まっても、しなくていい。近い。……どけ。」
こんなに近いと小宮へ心臓の音が聞こえてしまいそうだ。
俺より、少し高い身長の小宮を睨みつける。
「どかない。……嫌?」
その顔。やめろよ…。全部許したくなる。