小宮の隣・俺のモラル
「嫌だ。なんで、男同士が…。」
ダメだ。強く拒めない…。
「昨日楽しかったか?彼女と過ごせて…。」
「あぁ…。」
なんでそんなこと聞くんだ。
小宮だって友達と楽しく過ごしたんだろ…。
今俺はどんな顔してるんだ…?
「……まず、お祝いだな!ケーキとピザ買ってきたから、食おうぜ!」
は?ケーキとピザ…?
明るい声で話をする小宮。
俺はドキドキしすぎて寿命縮みそうだ…。
「あ、ありがとう…。」
2人は、身体を話してリビングへ向かった。
「綺麗にしてんだなー!」
さっき、俺を壁に追いやったことを気にもしない様子でピザとケーキの箱を開けている。
「なに飲む?ビールかお茶しかないけど…。」
「もちろんビール!…手伝うよ!」
グラスとお皿を取り出していると、テーブルまで運んでくれる小宮。
やっぱりオレだけ気にしてるんだろうな。
「よしっ!食おう!いただきまーす!…………んまい!」
「いただきます。」
ピザを一口食べて、ビールを飲む。
まだ、16時なのにこんなんでいいのか?
「昨日、由希たち見たよ。信号待ちしてたろ?」
心臓が跳ねる。
「あぁ。俺も見たよ。」
言った後に嘘をつけばよかったと後悔した。
「やっぱり目合ってたんだ!俺視力悪いからさーよく見えなくて。」
「楽しそうに友達と歩いてたろ?」
「………由希には、トモダチに見えたの?」
どういうことだ?
それは、友達以上って意味か?
「友達に見えたけど……。」
「…けど?」
「小宮の恋愛対象が男って…聞いて……友達以上なのかって思った…。」
「んで、そのあと彼女と楽しめたわけ?」
どんどん質問をしてくる小宮。