小宮の隣・俺のモラル

「濱村…ほら…立てよ。」

「やだ!」

子どもかよ!こいつは!
濱村を抱きかかえようとすると、俺も酒が入ってるせいでバランスを崩す。


ードサッー


「いってー…。」

濱村を押し倒してしまった。

「小宮ー!俺は、男だぞー!そぉいえば、さっきの王様ゲームで小宮と俺がキスするってなったから、終電の話して帰らせちゃった!はは!」

濱村、酔っ払いすぎ…。
んでもって、無防備すぎ…。

「だからかよー…。」

なんて、言っていいかわかんねーよ。

「小宮ぁ!俺とキスできんのかー!」

「は、はぁ?!」

「んだよー。ゲームだろー!意気地なしー!」

それ、俺をあおってんのかよ…。

「ゲームだろ…そんなの………んっ。」

軽くキスをした。
濱村の唇…熱い。

「っ!濱村っ……んん……。」

驚きすぎて、拒めなかった。
濱村は、かなり酔っている。

もう一度重なる唇。

「んん!………っは、濱村!!」

予想以上に長いキスに、頭がおかしくなりそうだった。

「小宮ぁ……本当お前って綺麗な顔してるよな……。」

「そんなこと言うともう1回するぞ!」

冗談でも言わないと、取り繕うことが出来ない。

「んー…小宮いいよ?………んっ…ちゅ。」

俺だから、いいって勘違いしそうだ。
濱村は、酔っ払っていて、この記憶が飛んじまうなら……もっと…。

「んっ……はぁ…っ。」

余裕なんてなかった。濱村のことしか考えられない。

「……ん。……………スー…。」

こいつ…こんな状況で寝やがった!!


酔っ払っていることを理由に出来るなら、濱村のことを…めちゃくちゃにしたい。

俺の中で、何かが弾けた瞬間だった。


俺は、濱村由希に欲情したんだ。
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