叶う。 Chapter1



だけれど不思議なもので、私と凛ちゃんは会話もろくにしないのに、いつの間にか一緒に居る時間が増えた。
それはほとんど学校内で過ごす時間なのだけれど、それでも私にとってはとても有難かった。


前の学校での三者面談で、私には友達が居ないと先生に言われた時の、ママの悲しげな表情を私は今でも忘れられない。

きっと担任からしてみたら、虐めというトラブルを招く私が迷惑以外のなにものでもなかったんだろう。



だけれど、今は凛ちゃんが居てくれる。

それ以外は空気みたいな存在だけれど、それでも、もうママのあんな悲しそうな顔を見ることはないだろうと思うだけで、私は凛ちゃんにすごく感謝している。


ただ、そんな凛ちゃんにも一つだけ問題がる。


それは・・・・・・――――。






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