最高にめんどくさいイケメンに愛されている女の子
私は飛び起きると、腹の上で姉ちゃんが寝そべっていた。
「はじめちゃんおはよ〜」
「おはよう・・・て、えっ姉ちゃん!?
まさかここに姉ちゃんがいるってことは・・・」
私は慌てて時計を見た。
まだ朝の五時。
待ち合わせ時間は九時だから、まだ四時間もある。
「姉ちゃん・・・。
いったいいつからここにいたの?」
「一時間前くらいかな?」
姉ちゃんはどこかホクホクした顔で笑っていた。
「その一時間の間、いったい何してたんだよ」
「はじめちゃんの寝顔見てたの。
本当可愛いかった〜、写真まで撮っちゃった」
姉ちゃんはスマホを取り出し、寝起きの私を撮った。
「今すぐ消して!!」
「え〜、もう200枚ぐらいあるのに〜」
にっ200枚!?
どんだけ撮ってるんだよ!どうせ全部同じ顔なのに!