ひまつぶしの恋、ろくでなしの愛
先生が手を伸ばしてきて、私の額を軽く弾いた。



「眉間、しわ。しかも、すごい深いし」と笑っている。




「………余計なお世話です」




むっとして言い返すと、さらに楽しそうに笑った。




「あ、プレゼントっていっても、あいにく、アクセサリーとかブランドバッグとかじゃないからね。

俺、お金もってないし」




「知ってますよ………」




それに私は、アクセサリーもブランド物も好きじゃない。


色んな男がそういう高級品を贈ってくれたけど、ほとんど使わずにしまいこんである。


だから、そんなものは欲しくない。




でも、じゃあ、先生のプレゼントって、いったい何?



不審に思って先生を見ていると、先生は立ち上がり、急に身支度を始めた。




「ちょっと、出かけよう。

智恵も準備して」



「え? はい………」




私は脱いでいたジャケットをはおり、床に置いてあった鞄をとった。



先生も上着を着て、バッグを持って寝室から出てくる。




「よし、じゃあ、行こう」





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