【完】狂犬チワワ的彼氏


そしてそんな拓海くんにあたしが?だらけの頭でそう聞くと、

拓海くんは少しだけ黙った後…小さく呟くように言った。



「………別れ話、とか…」

「え、何て?」

「!」



だけど、あたしにはそんな声が小さすぎて聞こえなくて。

自身の耳を、拓海くんの方に近づける。


すると、拓海くんは何を思ったのか…



「何でもねぇよブス!死ね!」

「!?…ッ、」



突如大きな声でそう言って、顔を背けた。



「な、何でよーっ!何なの急に!」

「……」



そしてあたしがそんな拓海くんにそう言っても、一方の拓海くんは、それ以上は何も口にはせず…。

あたしは直ぐ様、キーンとなった大事な耳を押さえて拓海くんから離れた。


…ってか、酷いよね。死ね、とか。

いやいや、何より耳元で突然大きな声を出されるの、酷い。

鼓膜が破れたらどうすんのさ。


だけど、あたしはそう思いながらも、なんとか仲直りできたことに素直に嬉しさを感じてしまう。

その確かな理由って、本当に何なんだろう。


そう思いながらようやくスイーツを選んでそれをオーダーしたあとは、

ようやくあたしはメニューを元あった場所に戻して、拓海くんに言った。



「で、拓海くんがあたしにしたかった話って何なの?」

「……え」




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