【完】狂犬チワワ的彼氏
!?…え、
そんな木塚くんの言葉にあたしが衝撃を受けていると、木塚くんがふいに手元のコスメボックスを開ける。
そしてそこからクレンジングオイルのようなものを取り出すと…
「今すぐそこで落として来い」
「!!」
そう言って、それをあたしに押し付けるようにして渡した。
…そ、そんなぁ。
「せっかく頑張っ…」
「いいから早く!!」
「……ハイ」
木塚くんにそう言われると、あたしは渋々そのクレンジングオイルを受け取って近くの洗面所に入った。
…………
そしてその後はメイクを落として、木塚くんの元に戻ると木塚くんはあたしにメイクをしてくれた。
前髪をピンで留めた自分の姿は恥ずかしかったけど、木塚くんはやっぱりこれも凄く丁寧に仕上げてくれて…。
でも…最後にリップを塗ってもらう時…
オレンジ色のリップを選んだ木塚くんが、それを持ってあたしにより顔を近づけて来た。
「…!!わ、ちょっ…」
「動くなよ、」
「!」
そんな木塚くんにあたしはドキドキして思わず離れようとするけれど、目の前にいる木塚くんがそれを許さない。
彼は片手であたしの肩を支えると、真剣な目であたしの唇を見つめて…
「…~っ、」