満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜


どうやったら女子力があがるんだろ…
看護師さんになんて聞けないし……

雑誌……いやいや、
どの雑誌を買っていいものか
多すぎてわからない。

何よりも……
仕事に支障がでちゃダメだし。


「前島、救搬だ、急げ」

『はい、今行きます』


私は救急入口へ走った
私が所属してるのは救急……
そんなことしている暇なんてない。

研修医だからと言っても
側から見たら立派な医者なんだ。


「前島、少し休んでろ」

忙しい毎日、色んな患者さんが運ばれてくる……
血を見ても平気でいる自分がたまに嫌になる。けど、これもしかたがないこと。

人の死には慣れたくない……
けど。泣いてはいられないんだ。
助けられなかった日は必ずバーに寄る習慣がついていた。

いわゆる……飲みたい気分……


『私……オヤジ化してますね』

「ん?ははっ……飲み過ぎはダメだよ」

『酒に溺れるとか……ないです……』
『けど……あの人が見たら幻滅するかも……』

康太に見せられない……こんな姿…

「結衣ちゃん……寝ないでよ」

『……ん。…康太……』

私はやっぱり康太に会いたくて
康太の声が聞きたくて…康太に抱きしめられたくて……

『……会いたい……よ……』
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