満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜

男は私の中に入ってきた

気持ち悪くて
痛くて
……身体も心も痛い


『…やっ……』

やめてよ……


そんな私の声に

「可愛い声…もっと聞かせて…」

そう言いながら男は腰を動かす


なんでこんな目に……
普通に暮らしていただけなのに…

……

康太と会ったからだ…
康太に会ってから
何もかも狂い始めた……


【俺はお前の味方だ】
[若も私も結衣様の味方ですよ]


康太と桜田さんの言葉……


『……っ……た』
『こ……っ。…た』

「はっ…はっ…ゆ、結衣…っ」


康太……
助けて……

『…て…。こ……。た…すけ…』

私は無意識に何度も口に出していた

男は夢中で気がつかない


『…康太…助けて!』
『康太!!』
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