別に好きになってねぇから。
だ、だ、男女男男男女!男女男男男女!男女男男男女!
お!言えた~!早口言葉言えました!
って違うわ!
「先生なに拍手してるんですか?」
「いや夕槻が早口言葉完璧に言えてたから。ってとりあえずお前ら話を聞けよ」
あら、私の早口言葉発声されてたんだ。
先生拍手カンシャシマス!
そして先生は私達から離れ再び遠足について話す。
先生の話だと遠足は1泊2日で今月末にある。
班を明日には決めて班は5人で必ず男女で組むようにとのこと。
場所は山で宿泊施設は旅館。
春なのにBBQをしたり、線香花火をしたり。
楽しそうだなぁ。
遠足なんてやたら歩いてお弁当食べてはい、さようなら~って感じだと思っていたけどBBQに花火!
早くテスト終わって…遠足…ってテスト終わりは綾崎くんのお母さんに会うんだ。
なんか私多忙だな…。
そしてあっという間に委員会は終わった。
委員会後靴箱へ向かう綾崎くん。
背中大きいな…。
背筋キレイだな…。
綾崎くんと話す前は何時もこうやって後ろ姿を見つめて手を伸ばしたら全く手の届かない高嶺の花。
そんな綾崎くんとお弁当食べたり委員会したり頬を啄きあったり……私は綾崎くんと距離が少しずつ縮まってる気がするんだ。
明日もきっと、この調子で距離を縮めたいんだ。
「…亀」
「はぁ!?」
綾崎くんが後ろを向く。
亀って私のこと……?
「へー。自覚あるんだ、鈍いっていう」
…………そうですよ。
どうせ私は亀ですよ。
だけどね!亀はね、浦島太郎を竜宮城に運ぶいい奴なんだよ!
亀をなめるんじゃないっ!
ふんと私は頬を膨らまし横を向く。