Love nest~盲愛~
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夕食は殆ど食べられず、彼の視線が徐々に鋭さを増している。
どうしよう……、言い訳した所で見透かされてしまうだろうし。
彼に聞くにしても、何から尋ねていいのか分からない。
未だに脳内が整理しきれていなくて、動揺を隠しきれずにいた。
「えな」
「はい」
「今日は部屋でゆっくり休め」
「え?」
「殆ど食事に手も付けてなかったし、無理するな」
「……はい」
彼の部屋の前まで来た私達。
彼の優しさが胸に突き刺さる。
体調不良というよりは、精神的に追い詰められているだけで。
どこかが痛むとか、苦しいわけではない。
元々小食な上、不安に押し潰されそうで食欲減退しているだけ。
苦笑しながら頷くと、彼は額に口づけをしてドアの向こうに消えた。
早めに脳内を整理しなければ、彼に気を遣わせてしまう。
部屋へと向かう足取りで溜息が漏れ出した。
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湯船に浸かりながら、絡まった糸を解すように。
一つ一つを切り離して整理する。
一度に全部を聞くことが出来ないかもしれないから、聞く順番も大事。
何度もシュミレーションして、彼が答えてくれそうな質問の投げ方を考えて……。
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身支度を済ませ、あとは寝るだけという状態にした私は、意を決して彼の部屋のドアをノックする。
中から彼の声が聞こえて、静かにドアノブを捻った。
「まだ、お仕事中なのですね」
「どうした、俺に用か?」
「お隣に座っても宜しいですか?」
「それは構わないが」