好きなんです!


「2人でコソコソと内緒話か!」

「別にコソコソなんてしてませんー!」

どうだか!と私の頭をぐしゃぐしゃに撫でる優馬に怒ったようにやめてよと言うけど恥ずかしくて顔が熱くなる。

手ぐしで髪を直しつつ4人でどこへ行こうかと話し合う。
ここのプールの最大の魅力、それはウォータースタライダー。
そこに行こうと決まり進む。


「1人ずつ行くのもあれだしペア決めちゃお?」

愛梨がニッコリと笑い私にアイコンタクトを取る。

「あれを男同士でやってるの見たくないから男女ペアね!
私は涼とペアになるねー。」

「は?なんで勝手にお前が決めてんだよ!」

「え?私とじゃ嫌なわけ?何?」

ギロっと涼くんを睨む愛梨。
涼くんは別にとそっぽを向いてしまった。

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