上司に秘密を握られちゃいました。
その後もおせちについて語り合い、遅くなってしまうと、真山さんが車を出すと言ってくれた。
「福袋は一旦会社に持っていくから、その後渡すよ」
「本当にいただいていいんですか?」
「うんうん。そうしてもらえると助かる」
彼の車は、ネオンの煌めく街並みを駆け抜ける。
いつも見る風景なのに、いっそう輝いて見えるのは、隣に素敵な男性がいるからなのかもしれない。
十分もかからず、マンションに着いて驚いた。
電車だと二十分以上はかかりそうだから。
「わざわざありがとうございました」
お礼を言って車から降りると、彼も降りてきた。
「今日は楽しかったよ。付き合わせてごめんね」
「いえ、私も楽しかったです」