君をひたすら傷つけて
「これが解き方だけど分かった?」
高取くんの説明は分かりやすい。説明を聞いていると難しい問題がスラスラと解けていく。でも、私の中にはもっと解けない問題が残っていた。その言葉を高取くんで無かったら絶対に口にはしなかったと思う。
「私のことを好きになって」
「どういう意味?」
「言葉の通りよ。私が高取くんを好きだから、高取くんの素直な気持ちを聞きたい。私のことをどう思っているか?私はそれを知りたい」
「言わない。ここには数学の勉強に来ているんでしょ」
「言わないってことは返事にならないわ。私のことを嫌いなら拒否して。本当に嫌いなら嫌いって言ってくれた方がいい。心から高取くんが思っているならそれを受け止める。でも、私のことを思ってとかだったら諦めない」
高取くんは持っていたシャープペンから手を離すと、少し困った顔をしてから、我が儘を言う子どもに言い聞かせるように静かに優しい表情を浮かべるのだった。
「藤堂さんには幸せになって欲しい。それが僕の本当の気持ちだよ」
躊躇うような表情を浮かべる高取くんを私は追い詰める。好きで好きで堪らないから引くことは出来ないし、引くつもりもない。お兄さんから聞いた高取くんのことを知っても私の思いは消えるどころか静かに燃え上がっているように感じる。
これが恋なのだと思う。
高取くんの説明は分かりやすい。説明を聞いていると難しい問題がスラスラと解けていく。でも、私の中にはもっと解けない問題が残っていた。その言葉を高取くんで無かったら絶対に口にはしなかったと思う。
「私のことを好きになって」
「どういう意味?」
「言葉の通りよ。私が高取くんを好きだから、高取くんの素直な気持ちを聞きたい。私のことをどう思っているか?私はそれを知りたい」
「言わない。ここには数学の勉強に来ているんでしょ」
「言わないってことは返事にならないわ。私のことを嫌いなら拒否して。本当に嫌いなら嫌いって言ってくれた方がいい。心から高取くんが思っているならそれを受け止める。でも、私のことを思ってとかだったら諦めない」
高取くんは持っていたシャープペンから手を離すと、少し困った顔をしてから、我が儘を言う子どもに言い聞かせるように静かに優しい表情を浮かべるのだった。
「藤堂さんには幸せになって欲しい。それが僕の本当の気持ちだよ」
躊躇うような表情を浮かべる高取くんを私は追い詰める。好きで好きで堪らないから引くことは出来ないし、引くつもりもない。お兄さんから聞いた高取くんのことを知っても私の思いは消えるどころか静かに燃え上がっているように感じる。
これが恋なのだと思う。