君をひたすら傷つけて
慎哉さんと一緒に行ったのは有名なホテルのレストランだった。口に合う方がいいだろうとの軽めのイタリアンで一度は行ってみたいと思うお洒落な店だった。本当ならコースを堪能したい。でも、どう考えても少ししか食べられないのがちょっとだけ残念だった。
「素敵なお店ね」
「ああ。フレンチとイタリアンなら、バターよりオリーブオイルの方が雅にはいいと思って、ここにした。アラカルトだから、サラダでもスープでもパスタでもアンティパストでも何でも好きなものを食べたらいい。好きなだけ頼んでシェアしたらいいから」
「和食かと思った」
「婚姻届を提出した日の夜は和食にしよう。雅がフランスに行く前に一緒に行った店を覚えているだろ」
覚えてないわけない。私が今まで行った店の中で一番の和食の店だった。味だけでなく、盛り付けも雰囲気も最高に豪華で、一般人が何度も行けるような店でない。それに、そんなに簡単に予約も取れないと思う。
「嬉しいけど、予約が取れるの?」
「雅にプロポーズした日に予約を入れているから大丈夫。雅が嫌なら別の店を探すけど、なんとなく、あの店に一緒に行きたいと思って」
「嫌なことないよ。だって、素敵な店だし、思い出があるもの」
「雅とあの店に行くときは決まって、別れる前だった。だから、あの店で食事をして、その後に一緒に家に帰りたいと思ったんだ」
フランスに行く前に一緒に行き、日本に帰国して一緒に行き、そして、今度は違った意味で一緒に行く。一緒に始めるのはいい場所かもしれない。
「楽しみにしてる」
「ああ。じゃあ、今日はここで楽しもう」
「素敵なお店ね」
「ああ。フレンチとイタリアンなら、バターよりオリーブオイルの方が雅にはいいと思って、ここにした。アラカルトだから、サラダでもスープでもパスタでもアンティパストでも何でも好きなものを食べたらいい。好きなだけ頼んでシェアしたらいいから」
「和食かと思った」
「婚姻届を提出した日の夜は和食にしよう。雅がフランスに行く前に一緒に行った店を覚えているだろ」
覚えてないわけない。私が今まで行った店の中で一番の和食の店だった。味だけでなく、盛り付けも雰囲気も最高に豪華で、一般人が何度も行けるような店でない。それに、そんなに簡単に予約も取れないと思う。
「嬉しいけど、予約が取れるの?」
「雅にプロポーズした日に予約を入れているから大丈夫。雅が嫌なら別の店を探すけど、なんとなく、あの店に一緒に行きたいと思って」
「嫌なことないよ。だって、素敵な店だし、思い出があるもの」
「雅とあの店に行くときは決まって、別れる前だった。だから、あの店で食事をして、その後に一緒に家に帰りたいと思ったんだ」
フランスに行く前に一緒に行き、日本に帰国して一緒に行き、そして、今度は違った意味で一緒に行く。一緒に始めるのはいい場所かもしれない。
「楽しみにしてる」
「ああ。じゃあ、今日はここで楽しもう」