君をひたすら傷つけて
毎日の生活は充実している。仕事は順調だし、リズの片腕とまでは言わないけど、それなりにアシスタントをこなすことも出来るようになっていた。
あれから何度もアルベールと一緒に時間を過ごしたけど、誕生日の事をアルベールは口にしない。このまま私が何も言わなかったら何もなかったことになると思った。そうは言っても私も言葉を探していた。アルベールの部屋に行くという意味を考えると恥かし過ぎる。
言い訳に過ぎないけど何も言えないままアルベールの誕生日の前日まできてしまっていた。その日は雑誌の撮影が長引いていて、夜になっても私もアルベールもまだスタジオに居た。カメラマンの仕事に対する意気込みに煽られるようにモデルもスタッフも必死にいい作品を作ろうとしていた。
アルベールはそのモデルで私はスタイリストとして撮影に参加していた。
リズがイタリアでの事務所を開く準備をしているから、こちらでの仕事は私が担当しているものが多く、リズの信用を落とさないように私は必死に頑張っていた。
リズに比べると未熟だけど必死にしていると、少しずつのチームワークが生まれてくる。その感覚には高揚する。そして、最後のカットを撮り終ると、スタジオの中は拍手に包まれた。
アルベールが専属モデルとして契約しているブランドは超一流。それに見合うだけのスタッフが用意されている。私はその中の一人でしかない。
「お疲れ様でした」
そんな言葉と共にどうにか撮影が終わってホッとしながらも片付けをしていると私のところに着替えを済ませたアルベールが来ていた。目の前に立つアルベールを見てドキッとした。
あれから何度もアルベールと一緒に時間を過ごしたけど、誕生日の事をアルベールは口にしない。このまま私が何も言わなかったら何もなかったことになると思った。そうは言っても私も言葉を探していた。アルベールの部屋に行くという意味を考えると恥かし過ぎる。
言い訳に過ぎないけど何も言えないままアルベールの誕生日の前日まできてしまっていた。その日は雑誌の撮影が長引いていて、夜になっても私もアルベールもまだスタジオに居た。カメラマンの仕事に対する意気込みに煽られるようにモデルもスタッフも必死にいい作品を作ろうとしていた。
アルベールはそのモデルで私はスタイリストとして撮影に参加していた。
リズがイタリアでの事務所を開く準備をしているから、こちらでの仕事は私が担当しているものが多く、リズの信用を落とさないように私は必死に頑張っていた。
リズに比べると未熟だけど必死にしていると、少しずつのチームワークが生まれてくる。その感覚には高揚する。そして、最後のカットを撮り終ると、スタジオの中は拍手に包まれた。
アルベールが専属モデルとして契約しているブランドは超一流。それに見合うだけのスタッフが用意されている。私はその中の一人でしかない。
「お疲れ様でした」
そんな言葉と共にどうにか撮影が終わってホッとしながらも片付けをしていると私のところに着替えを済ませたアルベールが来ていた。目の前に立つアルベールを見てドキッとした。