君をひたすら傷つけて
しばらく私はバスルームから出ることが出来なかった。
胸に手を当てるとさっきよりもアルコールが少し抜けたのか冷静になると自分の大胆な行動が恥ずかしいと思う。でも、仕方ないと思う。やっぱり私はアルベールが好きだった。
酔っているのかと聞かれるとまだアルコールが完全に抜けきったわけではなく酔っている。アルベールが好きだと思う気持ち。愛していると思う気持ちは私の偽りない気持ちだった。
バスルームを出て、リビングに行くとテーブルの上は綺麗に片付けられ、ソファに座り何かを考えているアルベールの姿が目に映った。アルベールはバスルームから出てきた私を見ると、いつも通りに穏やかに笑う。
「俺も入ってくるよ。もう眠いだろうから、先に寝てていいよ。雅のベッドは客室に用意してあるから」
それだけ言うと私と入れ違うかのようにバスルームに消えて行った。一人残された私の耳にはアルベールが浴びるシャワーの水音が聞こえ始めていた。自分の気持ちに冷静になった分、取り残されたような気持ちになってしまった。アルベールが用意してくれた客室のドアに触れる気にはならなかった。
リビングのソファに座り、天井を見上げる。すっと両手を伸ばして手のひらを開けるだけ開いた。ギュッと閉じると自分の身体を抱きしめてから、ドアに向かって歩く。私が触れたドアはアルベールの寝室のものだった。
胸に手を当てるとさっきよりもアルコールが少し抜けたのか冷静になると自分の大胆な行動が恥ずかしいと思う。でも、仕方ないと思う。やっぱり私はアルベールが好きだった。
酔っているのかと聞かれるとまだアルコールが完全に抜けきったわけではなく酔っている。アルベールが好きだと思う気持ち。愛していると思う気持ちは私の偽りない気持ちだった。
バスルームを出て、リビングに行くとテーブルの上は綺麗に片付けられ、ソファに座り何かを考えているアルベールの姿が目に映った。アルベールはバスルームから出てきた私を見ると、いつも通りに穏やかに笑う。
「俺も入ってくるよ。もう眠いだろうから、先に寝てていいよ。雅のベッドは客室に用意してあるから」
それだけ言うと私と入れ違うかのようにバスルームに消えて行った。一人残された私の耳にはアルベールが浴びるシャワーの水音が聞こえ始めていた。自分の気持ちに冷静になった分、取り残されたような気持ちになってしまった。アルベールが用意してくれた客室のドアに触れる気にはならなかった。
リビングのソファに座り、天井を見上げる。すっと両手を伸ばして手のひらを開けるだけ開いた。ギュッと閉じると自分の身体を抱きしめてから、ドアに向かって歩く。私が触れたドアはアルベールの寝室のものだった。