君をひたすら傷つけて
私の通う学校は駅からほど近い住宅地を抜けた高台にあった。その途中にコンビニもあれば小さいながらも本屋もある。その途中に公園もあった。この街の規模からすると少し大きめの公園は遊具だけでなく、木陰にはベンチが配されていて、近所の憩いの場になっていた。
でも、この寒い季節の公園は閑散としているのにそこに私は人影を見つけた。誰がこんな時間からと思ってみると、ウチの高校の制服で…見知った顔。高取くんだった。
公園の少し奥まった木陰にいるから、道路側からは気付かないと分からない場所で高取くんはいた。そして、その前には女の子が一人。多分、同じクラスにはなったことがないから名前は知らないけど廊下ですれ違ったことがある同級生だった。
聞くつもりはなかった。でも、私の名前を言われて瞬間的に反応してしまった。
「同じクラスの藤堂さんのせいなんですか?」
彼女の口から零れるのは私の名前。このタイミングで私の名前が呼ばれるとは思いもしなかったのでビクッと身体が震え、学校へ行く足を止めてしまった。
「藤堂さんは関係ないよ」
「でも、階段のところで仲良く話しているのを見ました」
階段のところと聞いて思い出したのは先生に頼まれていたプリントを運ぶのを手伝って貰ったことだった。階段から教室まで何人かとすれ違ったから、その時にこの女の子にも見られたのだと思う。でも、仲良く話したからって何が問題あるのだろう。
でも、この寒い季節の公園は閑散としているのにそこに私は人影を見つけた。誰がこんな時間からと思ってみると、ウチの高校の制服で…見知った顔。高取くんだった。
公園の少し奥まった木陰にいるから、道路側からは気付かないと分からない場所で高取くんはいた。そして、その前には女の子が一人。多分、同じクラスにはなったことがないから名前は知らないけど廊下ですれ違ったことがある同級生だった。
聞くつもりはなかった。でも、私の名前を言われて瞬間的に反応してしまった。
「同じクラスの藤堂さんのせいなんですか?」
彼女の口から零れるのは私の名前。このタイミングで私の名前が呼ばれるとは思いもしなかったのでビクッと身体が震え、学校へ行く足を止めてしまった。
「藤堂さんは関係ないよ」
「でも、階段のところで仲良く話しているのを見ました」
階段のところと聞いて思い出したのは先生に頼まれていたプリントを運ぶのを手伝って貰ったことだった。階段から教室まで何人かとすれ違ったから、その時にこの女の子にも見られたのだと思う。でも、仲良く話したからって何が問題あるのだろう。