君をひたすら傷つけて
言葉が私を包み、安らぎを与えてくれた。そして、悦びも教えてくれた。抱かれる度に私はアルベールと離れたくなくなった。仕事も何もかも捨てて、アルベールだけの為に生きていけたらいいのにとも思った。
『一度、決めたら絶対に行かないといけないの』
リズの言葉が重く私に圧し掛かってきた。そして、私とアルベールに残された日々は着実に消えて行き、私のスーツケースはこの数日で出された服などをもう一度仕舞い込んでいた。今日のアルベールとの約束は夜だから、少し早い。
玄関の呼び鈴が鳴って、開けるとそこには私よりもかなり若い女性が立っている。上品な水色のミニドレスにシルバーのパンプスを履いた女性は眩いくらいの美しさだった。金の巻髪は綺麗に結われ、金の櫛で纏められている。
肌は白く、目は透き通るくらいの青で私を真っ直ぐに見つめている。キュッと結んだ唇は言いたいことを我慢しているように見えた。
「初めまして。いきなりお邪魔して申し訳ありません。私はアドリエンヌ・ベフトォンと言います。ミヤビ・トウドウですか?」
「はい」
「ずっと、お会いしたいと思っていました。私、アルベール・シュヴァリエの従姉妹で婚約者です」
『一度、決めたら絶対に行かないといけないの』
リズの言葉が重く私に圧し掛かってきた。そして、私とアルベールに残された日々は着実に消えて行き、私のスーツケースはこの数日で出された服などをもう一度仕舞い込んでいた。今日のアルベールとの約束は夜だから、少し早い。
玄関の呼び鈴が鳴って、開けるとそこには私よりもかなり若い女性が立っている。上品な水色のミニドレスにシルバーのパンプスを履いた女性は眩いくらいの美しさだった。金の巻髪は綺麗に結われ、金の櫛で纏められている。
肌は白く、目は透き通るくらいの青で私を真っ直ぐに見つめている。キュッと結んだ唇は言いたいことを我慢しているように見えた。
「初めまして。いきなりお邪魔して申し訳ありません。私はアドリエンヌ・ベフトォンと言います。ミヤビ・トウドウですか?」
「はい」
「ずっと、お会いしたいと思っていました。私、アルベール・シュヴァリエの従姉妹で婚約者です」