君をひたすら傷つけて
「いきなりだったら、里桜さんが吃驚するでしょう。里桜さん。今からは篠崎くんと別行動で私とお買い物に行くのよ。その後はレストランを予約しているので、そこで食事の予定なの」
このインテリアショップで終わりと思っていたのか、里桜さんは驚いて篠崎さんを見つめるけど、篠崎さんはニッコリと笑うだけだった。確信犯の彼は魅惑的な微笑みで全てを誤魔化すつもりのようだった。
「じゃあ、後でな」
そういって、篠崎さんとお兄ちゃんは私たちを置いて出ていってしまった。今から、お兄ちゃんは家具の郵送の手配をしてから、篠崎さんの着替えなどの準備をしてからレストランに向かうことになっている。その途中で、明日からのロケの打ち合わせもいけない状況でも今日に拘る理由は分かる。京都に行っている間の里桜さんのためだった。少しでもいい環境で生活してほしいと思う篠崎さんの本気でもあった。
「本当に男の人ってどーしてあーなのかしら。残された里桜さんが吃驚するでしょうに、そういうのも考えないで。里桜さん。本当にごめんなさいね」
「いえ、それはいいのですが、何を今から買いに行くのでしょうか?家具も揃えて貰いましたが」
「私が篠崎くんから依頼されたのは里桜さんの洋服その他諸々です。さすがにそこまで篠崎くんはついていくことが出来ないので私に頼んできたのだと思いますよ」
「あの、藤堂さん」
「できれば雅って呼んで欲しいわ。ずっとフランスにいたから姓で呼ばれるのに慣れてないの。私も里桜ちゃんと呼んでいいかしら?」
「はい。雅さん」
このインテリアショップで終わりと思っていたのか、里桜さんは驚いて篠崎さんを見つめるけど、篠崎さんはニッコリと笑うだけだった。確信犯の彼は魅惑的な微笑みで全てを誤魔化すつもりのようだった。
「じゃあ、後でな」
そういって、篠崎さんとお兄ちゃんは私たちを置いて出ていってしまった。今から、お兄ちゃんは家具の郵送の手配をしてから、篠崎さんの着替えなどの準備をしてからレストランに向かうことになっている。その途中で、明日からのロケの打ち合わせもいけない状況でも今日に拘る理由は分かる。京都に行っている間の里桜さんのためだった。少しでもいい環境で生活してほしいと思う篠崎さんの本気でもあった。
「本当に男の人ってどーしてあーなのかしら。残された里桜さんが吃驚するでしょうに、そういうのも考えないで。里桜さん。本当にごめんなさいね」
「いえ、それはいいのですが、何を今から買いに行くのでしょうか?家具も揃えて貰いましたが」
「私が篠崎くんから依頼されたのは里桜さんの洋服その他諸々です。さすがにそこまで篠崎くんはついていくことが出来ないので私に頼んできたのだと思いますよ」
「あの、藤堂さん」
「できれば雅って呼んで欲しいわ。ずっとフランスにいたから姓で呼ばれるのに慣れてないの。私も里桜ちゃんと呼んでいいかしら?」
「はい。雅さん」