君をひたすら傷つけて
「久しぶりに懐かしくて楽しかった」
店を出て、私がそういうと、雅人もニッコリと笑った。お兄ちゃんに勧められて、入ったサークルだったけど、それが何年も経って、こんな風に時間を過ごすことの出来る友達が出来ていた。人の繋がりは分からないものだとも思う。
「俺も楽しかった。さ、夜も遅くなったし、雅のマンションまで送るよ」
「雅」
名前を呼ばれて振り向くと、そこにはお兄ちゃんが待っていた。店から出たら連絡するように言われていたけど、まだ、私は連絡してなかった。
「なんで??ここに??」
「近くでコーヒーを飲みながら仕事していた。そちらが阿部さん??」
「うん。デザイナーの阿部雅人さん」
「初めまして、篠崎のマネージャーをしている高取と申します。この度は無理を申しまして申し訳ございません。それと先ほど、雅からの連絡で明日時間を空けてくださったとのこと。本当にありがとうございます。篠崎とは先にアトリエの方で打ち合わせをして、その後に奥様に来てもらうようにします」
「初めまして……ではないですね。一度、サークルの飲み会の後に雅を迎えに来た人ですよね」
「そうですね。随分、昔のことになりますが……」
「今日も雅を迎えに来たのですか?」
「それもありますが、今回、無理を申しておりますので、その件もあり、ご挨拶をと思いまして」
「雅にも言いましたが、篠崎さんとその奥様に会ってからでないと仕事は受けないつもりですが、それでもいいでしょうか?」
「もちろんです」
「ただ、昔からの大事な友だちである雅の頼みですから、出来るだけ力になりたいとは思っています」
店を出て、私がそういうと、雅人もニッコリと笑った。お兄ちゃんに勧められて、入ったサークルだったけど、それが何年も経って、こんな風に時間を過ごすことの出来る友達が出来ていた。人の繋がりは分からないものだとも思う。
「俺も楽しかった。さ、夜も遅くなったし、雅のマンションまで送るよ」
「雅」
名前を呼ばれて振り向くと、そこにはお兄ちゃんが待っていた。店から出たら連絡するように言われていたけど、まだ、私は連絡してなかった。
「なんで??ここに??」
「近くでコーヒーを飲みながら仕事していた。そちらが阿部さん??」
「うん。デザイナーの阿部雅人さん」
「初めまして、篠崎のマネージャーをしている高取と申します。この度は無理を申しまして申し訳ございません。それと先ほど、雅からの連絡で明日時間を空けてくださったとのこと。本当にありがとうございます。篠崎とは先にアトリエの方で打ち合わせをして、その後に奥様に来てもらうようにします」
「初めまして……ではないですね。一度、サークルの飲み会の後に雅を迎えに来た人ですよね」
「そうですね。随分、昔のことになりますが……」
「今日も雅を迎えに来たのですか?」
「それもありますが、今回、無理を申しておりますので、その件もあり、ご挨拶をと思いまして」
「雅にも言いましたが、篠崎さんとその奥様に会ってからでないと仕事は受けないつもりですが、それでもいいでしょうか?」
「もちろんです」
「ただ、昔からの大事な友だちである雅の頼みですから、出来るだけ力になりたいとは思っています」