君をひたすら傷つけて
「噂は本当だったのですね。篠崎海は奥さんにべた惚れって」
「ああ。そうだよ。文句あるか?」
「いえ。ではそれで手を打ちます。特上カルビ楽しみにしています」
「もちろん好きなだけ食べていい。バイト代はいつもの分と一万プラスで」
「交渉成立です。車からカメラ持ってくる」
そういうと神崎くんは今来たばかりなのに、駐車場に戻っていってしまった。
「さあ、里桜はこっちにおいで。こちらはデザイナーの阿部さん。雅さんの大学の時からの知り合いだそうだ。ドレスの話をしたら、雅さんが紹介してくれて、今日、急遽時間を撮ってもらった」
雅人はテーブルの上に置いてある革張りの箱から名刺を取り出すと里桜ちゃんに渡した。
「阿部です。僕の店にようこそお越しくださいました。里桜さんのイメージに合うドレスを作りたいと思いますので、よろしくお願いします」
「篠崎里桜です。よろしくお願いします」
さっきまで、受けれるかどうか分からないと言っていたのに、里桜ちゃんには作りたいと思っているなんていうなんて。雅人の穏やかな表情から、里桜ちゃんを気に入ったのが分かった。ニュアンスの違いにお兄ちゃんも篠崎さんも分かっただろう。
雅人のようなデザイナーの琴線に何かが触れたのだろうけど、よくは分からなかった。
言葉の通り、二人を見て決めたのだろう。
「ああ。そうだよ。文句あるか?」
「いえ。ではそれで手を打ちます。特上カルビ楽しみにしています」
「もちろん好きなだけ食べていい。バイト代はいつもの分と一万プラスで」
「交渉成立です。車からカメラ持ってくる」
そういうと神崎くんは今来たばかりなのに、駐車場に戻っていってしまった。
「さあ、里桜はこっちにおいで。こちらはデザイナーの阿部さん。雅さんの大学の時からの知り合いだそうだ。ドレスの話をしたら、雅さんが紹介してくれて、今日、急遽時間を撮ってもらった」
雅人はテーブルの上に置いてある革張りの箱から名刺を取り出すと里桜ちゃんに渡した。
「阿部です。僕の店にようこそお越しくださいました。里桜さんのイメージに合うドレスを作りたいと思いますので、よろしくお願いします」
「篠崎里桜です。よろしくお願いします」
さっきまで、受けれるかどうか分からないと言っていたのに、里桜ちゃんには作りたいと思っているなんていうなんて。雅人の穏やかな表情から、里桜ちゃんを気に入ったのが分かった。ニュアンスの違いにお兄ちゃんも篠崎さんも分かっただろう。
雅人のようなデザイナーの琴線に何かが触れたのだろうけど、よくは分からなかった。
言葉の通り、二人を見て決めたのだろう。