君をひたすら傷つけて
雅人の言うとおりに、最初は里桜ちゃんが一人だけで、その次は篠崎さんも入っての撮影となった。眩いライトの中で寄り添う二人は本当に幸せそうに微笑んでいた。その微笑みを見ながら、お兄ちゃんは少し目を細めていた。
お兄ちゃんにとっての篠崎さんは生き甲斐で、義哉にしてあげたかったことを全部、篠崎さんへの思いの注いでいる。私は義哉の死から自分の人生を探すためにフランスに行った。毎日の忙しさと環境の変化で苦しかったし、義哉を思いもしたが新しい生活の中でリズやまりえと出会い、少しづつ前に進むことも出来た。
お兄ちゃんは仕事に打ち込んだ。
モデルだった篠崎海を一人の俳優として一人立ちさせ、今は若手実力派とまで言われるまでに成長した。篠崎さんに稀有な才能があったのは私にも分かる。何も言わないけど、お兄ちゃんが心血を注いだからこそ、今の篠崎さんがあると私は思っている。
篠崎さんと里桜ちゃんの幸せそうな姿を見ながら、私はお兄ちゃんのことを思っていた。
「写真はこれでいいと思う。じゃあ、後は雅さんが採寸だね。高取さん。焼肉の約束大丈夫??」
「好きなだけ食べていい」
「やった。じゃ、あの店??」
「前に連れて行った店だろ。分かっている、予約いれるから」
「やった!!あの店は中々予約も取れないし、値段もいいから、スポンサーが居ないと」
お兄ちゃんは神崎くんの要望は分かっているのか、ニッコリと笑っていた。
「こっちが無理を言ったのだから、大丈夫」
ご機嫌な神崎くんが写真を撮り終わって、その後に、カーテンを閉めてから、里桜ちゃんのドレスを脱ぐのを手伝った。少し興奮しているのか、ライトの光が熱かったのか、里桜ちゃんの頬は少し赤くなっていた。
「里桜ちゃん。疲れた??」
「疲れたというか、海斗さんが格好よくて」
お兄ちゃんにとっての篠崎さんは生き甲斐で、義哉にしてあげたかったことを全部、篠崎さんへの思いの注いでいる。私は義哉の死から自分の人生を探すためにフランスに行った。毎日の忙しさと環境の変化で苦しかったし、義哉を思いもしたが新しい生活の中でリズやまりえと出会い、少しづつ前に進むことも出来た。
お兄ちゃんは仕事に打ち込んだ。
モデルだった篠崎海を一人の俳優として一人立ちさせ、今は若手実力派とまで言われるまでに成長した。篠崎さんに稀有な才能があったのは私にも分かる。何も言わないけど、お兄ちゃんが心血を注いだからこそ、今の篠崎さんがあると私は思っている。
篠崎さんと里桜ちゃんの幸せそうな姿を見ながら、私はお兄ちゃんのことを思っていた。
「写真はこれでいいと思う。じゃあ、後は雅さんが採寸だね。高取さん。焼肉の約束大丈夫??」
「好きなだけ食べていい」
「やった。じゃ、あの店??」
「前に連れて行った店だろ。分かっている、予約いれるから」
「やった!!あの店は中々予約も取れないし、値段もいいから、スポンサーが居ないと」
お兄ちゃんは神崎くんの要望は分かっているのか、ニッコリと笑っていた。
「こっちが無理を言ったのだから、大丈夫」
ご機嫌な神崎くんが写真を撮り終わって、その後に、カーテンを閉めてから、里桜ちゃんのドレスを脱ぐのを手伝った。少し興奮しているのか、ライトの光が熱かったのか、里桜ちゃんの頬は少し赤くなっていた。
「里桜ちゃん。疲れた??」
「疲れたというか、海斗さんが格好よくて」