君をひたすら傷つけて
「気に入るよ絶対」
そんな言葉を残して、帰っていった神崎くんを見送ってから、篠崎さんは写真を見ようとしていたのをつい悪戯心でスッ抜き取ると、篠崎さんは『え』っという顔をした。そんな篠崎さんの素の表情を可愛いと思ってしまった。そして、神崎くんの撮った写真は『素」が駄々洩れで、男の色香が溢れていた。
こんな一瞬をどのタイミングで撮ったのか分からないけど、それにしても、篠崎海のファンなら垂涎物の一品だった。
「確かに神崎くんの才能に脱帽だわ。いつの間にこんな写真を撮ったのかしら」
私がその写真を篠崎くんではなく、里桜ちゃんに渡すと、里桜ちゃんは試験紙が反応するかのようにパッと真っ赤な顔をした。
写真に写っていたのは『里桜ちゃんのドレス姿を眩そうに見つめる篠崎海斗』が写っていた。幸せそうに見つめる表情は『篠崎海ではなく、里桜ちゃんを愛する篠崎海斗』そのものだった。その写真をお兄ちゃんはそっと覗き込むと、顔を緩めクスクスと笑った。
「一発でこの表情が出来れば、今日の撮影は長引かなかったのにな」
お兄ちゃんの言葉に篠崎さんは少しだけばつの悪そうな顔をしていた。本当は里桜ちゃんを迎えに行くつもりだったはずなのに、神崎くんに会社まで迎えに行かせたことを言っているのかもしれない。
「何かあったのですか?」
「いや、何もないよ。さ、早く帰って打ち合わせをしよう。里桜は明日会社もあるし」
篠崎さんはサラッと話題を変えたけど、里桜ちゃんは気になっていたようだった。
そんな言葉を残して、帰っていった神崎くんを見送ってから、篠崎さんは写真を見ようとしていたのをつい悪戯心でスッ抜き取ると、篠崎さんは『え』っという顔をした。そんな篠崎さんの素の表情を可愛いと思ってしまった。そして、神崎くんの撮った写真は『素」が駄々洩れで、男の色香が溢れていた。
こんな一瞬をどのタイミングで撮ったのか分からないけど、それにしても、篠崎海のファンなら垂涎物の一品だった。
「確かに神崎くんの才能に脱帽だわ。いつの間にこんな写真を撮ったのかしら」
私がその写真を篠崎くんではなく、里桜ちゃんに渡すと、里桜ちゃんは試験紙が反応するかのようにパッと真っ赤な顔をした。
写真に写っていたのは『里桜ちゃんのドレス姿を眩そうに見つめる篠崎海斗』が写っていた。幸せそうに見つめる表情は『篠崎海ではなく、里桜ちゃんを愛する篠崎海斗』そのものだった。その写真をお兄ちゃんはそっと覗き込むと、顔を緩めクスクスと笑った。
「一発でこの表情が出来れば、今日の撮影は長引かなかったのにな」
お兄ちゃんの言葉に篠崎さんは少しだけばつの悪そうな顔をしていた。本当は里桜ちゃんを迎えに行くつもりだったはずなのに、神崎くんに会社まで迎えに行かせたことを言っているのかもしれない。
「何かあったのですか?」
「いや、何もないよ。さ、早く帰って打ち合わせをしよう。里桜は明日会社もあるし」
篠崎さんはサラッと話題を変えたけど、里桜ちゃんは気になっていたようだった。