君をひたすら傷つけて
私が紙袋を取り出すと、リズは興味津々で袋を見つめていた。真っ黒な大きな紙袋の中には白のしなやかな紙に包まれたものが入っている。お兄ちゃんはワンピースと言っていたけど、似合うかどうか心配だった。
「開けてみてよ。そのブランド。かなりいいわよ。生地もしっかりしているし」
「リズ知っているの?」
「当たり前でしょ。イタリアに事務所があるのに、知らないなんて可笑しいでしょ。開けてみてよ」
紙袋の中から出てきたのはサックスブルーのワンピースで、デコルテの部分はスクエアにカットされ、上半身は身体に沿い、スカート部分は緩やかなドレープを描いている。そして、スカート部分にはネイビーのレースが重ねてあり、膝下くらいまである。上品なドレスはシルクで出来ていた。
「これ、可愛いじゃない。雅に似合いそう。高取さんも趣味がいいわね。可愛いけど大人の女性用のドレスね」
「可愛すぎない?」
「ううん。絶対、雅に似合うよ。さ、メイクをしてから着替えましょ。そいて、高取さんに見せに行かないと」
「見せに行くって。後で式場で会うでしょ」
「ダメよ。綺麗にしてからお礼を言いに行きなさい」
俄然やる気をだしたリズは私を鏡の前に座らせると、さっきの里桜ちゃんの時と同じように私のヘアメイクをしていく。髪は自然にした方がいいとヘアアイロンでは巻かず、ふわっと巻き、シンプルな髪留めを付けた。かんざしのような髪飾りはリズのメイク用品の中に入っていた物だった。自分の髪飾りを里桜ちゃんに貸したので、私はあり合わせの髪飾りになったけど、お兄ちゃんから貰ったワンピースにはこの方が似合う気がした。
「開けてみてよ。そのブランド。かなりいいわよ。生地もしっかりしているし」
「リズ知っているの?」
「当たり前でしょ。イタリアに事務所があるのに、知らないなんて可笑しいでしょ。開けてみてよ」
紙袋の中から出てきたのはサックスブルーのワンピースで、デコルテの部分はスクエアにカットされ、上半身は身体に沿い、スカート部分は緩やかなドレープを描いている。そして、スカート部分にはネイビーのレースが重ねてあり、膝下くらいまである。上品なドレスはシルクで出来ていた。
「これ、可愛いじゃない。雅に似合いそう。高取さんも趣味がいいわね。可愛いけど大人の女性用のドレスね」
「可愛すぎない?」
「ううん。絶対、雅に似合うよ。さ、メイクをしてから着替えましょ。そいて、高取さんに見せに行かないと」
「見せに行くって。後で式場で会うでしょ」
「ダメよ。綺麗にしてからお礼を言いに行きなさい」
俄然やる気をだしたリズは私を鏡の前に座らせると、さっきの里桜ちゃんの時と同じように私のヘアメイクをしていく。髪は自然にした方がいいとヘアアイロンでは巻かず、ふわっと巻き、シンプルな髪留めを付けた。かんざしのような髪飾りはリズのメイク用品の中に入っていた物だった。自分の髪飾りを里桜ちゃんに貸したので、私はあり合わせの髪飾りになったけど、お兄ちゃんから貰ったワンピースにはこの方が似合う気がした。