君をひたすら傷つけて
アルベールに言われる前からずっと考えていたことだった。いくら前のアパートで怖い思いをしたからといって、ずっといつまでもお兄ちゃんに甘えているのはどうなのだろうかと。篠崎さんも里桜ちゃんと結婚したし、今度はお兄ちゃんが幸せになる番だと思う。誰よりも人のことを大事に思い、動いてきたお兄ちゃんだからこそ、私は……幸せになって欲しいと思う。
「その時はリズに連絡する」
そういった私の身体をそっと抱き寄せてから、篠崎さんと里桜ちゃんの方に歩いて行った。里桜ちゃんに挨拶してから出ていくリズの後ろ姿を見ていると、里桜ちゃんが私の方を向いて寂しそうな顔をした。
「リズが日本に来たら、一緒に会いましょう。女子会をしましょ」
「はい」
一瞬、泣きそうな顔をした里桜ちゃんは私の方をみて優しい表情を向けた。そんな里桜ちゃんを篠崎さんは見つめていて、私は二人の幸せを願い、二人の幸せの眩しさを感じていた。
辺りが暗くなってきて、ランプが点いたと同時にレストランの中にワゴンに載ったデザートが持ち込まれた。フレンチドアは締められたので、外に居た人はホールに入り、思い思いの席に座ると、ワゴンに乗って入ってきた可愛らしいケーキに視線が集まる。私がリズと話している間に篠崎さんと里桜ちゃんでケーキカットしたものをお客様用にカットしたものだった。
「美味しそうだから、一切れ貰ってくるわ。里桜ちゃんはどうする?」
「私はいいです。もう、お腹がいっぱいで」
「その時はリズに連絡する」
そういった私の身体をそっと抱き寄せてから、篠崎さんと里桜ちゃんの方に歩いて行った。里桜ちゃんに挨拶してから出ていくリズの後ろ姿を見ていると、里桜ちゃんが私の方を向いて寂しそうな顔をした。
「リズが日本に来たら、一緒に会いましょう。女子会をしましょ」
「はい」
一瞬、泣きそうな顔をした里桜ちゃんは私の方をみて優しい表情を向けた。そんな里桜ちゃんを篠崎さんは見つめていて、私は二人の幸せを願い、二人の幸せの眩しさを感じていた。
辺りが暗くなってきて、ランプが点いたと同時にレストランの中にワゴンに載ったデザートが持ち込まれた。フレンチドアは締められたので、外に居た人はホールに入り、思い思いの席に座ると、ワゴンに乗って入ってきた可愛らしいケーキに視線が集まる。私がリズと話している間に篠崎さんと里桜ちゃんでケーキカットしたものをお客様用にカットしたものだった。
「美味しそうだから、一切れ貰ってくるわ。里桜ちゃんはどうする?」
「私はいいです。もう、お腹がいっぱいで」