君をひたすら傷つけて
そんな話をしていると、レストランの前の方に篠崎さんと里桜ちゃんが並ぶと、レストランの中が静寂に包まれた。篠崎さんは里桜ちゃんの腰に手を添え、みんなの方を見つめながら、頭を下げた。
「本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。里桜と二人で一生懸命頑張っていくので、これからもよろしくお願いします」
篠崎さんと里桜ちゃんがもう一度深く頭を下げると、たくさんのお祝いの拍手がレストランの中に響いた。その拍手はしばらく鳴りやまなかった。その拍手の中、お兄ちゃんは前の方に行くと、ゆっくりと頭を下げた。
「それではこれで篠崎海斗さんと里桜さんの結婚パーティをお開きにさせていただきます。タクシーを用意してますので、ホテルの方にお戻りください。何かありましたら、501号室が私の部屋になってますので、お気軽に連絡ください」
お兄ちゃんの声で結婚パーティが終わることになった。これから、篠崎さんと里桜ちゃんはお客様を見送って、それから、里桜ちゃんのドレスから、普通の服に着替える手伝いをしないといけない。私がホテルに戻るのは一番最後になるだろう。
挨拶を終わらせた人から、お兄ちゃんの誘導により、タクシーに乗り込み、ホテルに向かう。そんなお兄ちゃんの後ろ姿を見ながら、そつのない対応に見とれていた。
里桜ちゃんのご両親。お友達。そして、目をこする叶くんの手を引く橘さん。さっきまで綺麗という印象しかなかったけど、目をこすって眠そうなところはまだ子ども。そんな叶くんを見ていると、橘さんが優しい表情をして手をキュッと握っている。座って、叶くんの耳元に何かささやいたけど、叶くんは首を振った。
「本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。里桜と二人で一生懸命頑張っていくので、これからもよろしくお願いします」
篠崎さんと里桜ちゃんがもう一度深く頭を下げると、たくさんのお祝いの拍手がレストランの中に響いた。その拍手はしばらく鳴りやまなかった。その拍手の中、お兄ちゃんは前の方に行くと、ゆっくりと頭を下げた。
「それではこれで篠崎海斗さんと里桜さんの結婚パーティをお開きにさせていただきます。タクシーを用意してますので、ホテルの方にお戻りください。何かありましたら、501号室が私の部屋になってますので、お気軽に連絡ください」
お兄ちゃんの声で結婚パーティが終わることになった。これから、篠崎さんと里桜ちゃんはお客様を見送って、それから、里桜ちゃんのドレスから、普通の服に着替える手伝いをしないといけない。私がホテルに戻るのは一番最後になるだろう。
挨拶を終わらせた人から、お兄ちゃんの誘導により、タクシーに乗り込み、ホテルに向かう。そんなお兄ちゃんの後ろ姿を見ながら、そつのない対応に見とれていた。
里桜ちゃんのご両親。お友達。そして、目をこする叶くんの手を引く橘さん。さっきまで綺麗という印象しかなかったけど、目をこすって眠そうなところはまだ子ども。そんな叶くんを見ていると、橘さんが優しい表情をして手をキュッと握っている。座って、叶くんの耳元に何かささやいたけど、叶くんは首を振った。