君をひたすら傷つけて
肌に残るお兄ちゃんの感触を洗い流しながら、自分の身体を抱き寄せる。酔いに任せてお兄ちゃんにどうしようもないことを迫ったという自覚はある。揺れる自分の感情を持て余して、自分の赴くままに動いた。
申し訳ないと思いながら、後悔はなかった。
どうにかシャワーを浴び終えて、リビングに戻ると携帯にメールの着信を知らせる通知が来ていた。お兄ちゃんからだったけど、既読にせず、私はそのまま携帯を放置した。時間通りにロビーには降りる。だから、この不安定な私を、元の私に戻すまでの時間が欲しかった。
髪が乾き、着替えを終わらせる頃には自分を保つことが出来るようになっていた。
ロビーに行くと、篠崎さんと里桜ちゃん以外は集まっていて、お兄ちゃんはチェックアウトの手続きをしているのか、フロントで何か話している。
「おはようございます。すみません。朝食をご一緒出来なくて」
里桜ちゃんのお母さんはレストランに来なかった私のことを心配していて申し訳ない気持ちでいっぱいになる。本当に里桜ちゃんによく似ている。
「それはいいけど、体調が悪いの?」
「いえ、大丈夫です。ワインの飲みすぎかもしれません。でも、ゆっくり休んだのでもう大丈夫です」
「二日酔いはしてないの?」
「大丈夫です。そろそろですね。少し観光してから日本に帰りましょう」
しばらくしてお兄ちゃんが戻ってきて、私に向かってニッコリと笑った。
「おはよう。もう、チェックアウトは済んだよ。海と里桜さんはまだゆっくりしているみたいなので、先に動くことを連絡してる…」
里桜ちゃんのご両親と聖さん親子は私とお兄ちゃんと一緒に観光しながら空港に行くことになり、里桜ちゃんのお友達は新婚旅行に行くらしい。
里桜ちゃんのお友達以外が、みんな一緒で良かったと思う私がいた。
申し訳ないと思いながら、後悔はなかった。
どうにかシャワーを浴び終えて、リビングに戻ると携帯にメールの着信を知らせる通知が来ていた。お兄ちゃんからだったけど、既読にせず、私はそのまま携帯を放置した。時間通りにロビーには降りる。だから、この不安定な私を、元の私に戻すまでの時間が欲しかった。
髪が乾き、着替えを終わらせる頃には自分を保つことが出来るようになっていた。
ロビーに行くと、篠崎さんと里桜ちゃん以外は集まっていて、お兄ちゃんはチェックアウトの手続きをしているのか、フロントで何か話している。
「おはようございます。すみません。朝食をご一緒出来なくて」
里桜ちゃんのお母さんはレストランに来なかった私のことを心配していて申し訳ない気持ちでいっぱいになる。本当に里桜ちゃんによく似ている。
「それはいいけど、体調が悪いの?」
「いえ、大丈夫です。ワインの飲みすぎかもしれません。でも、ゆっくり休んだのでもう大丈夫です」
「二日酔いはしてないの?」
「大丈夫です。そろそろですね。少し観光してから日本に帰りましょう」
しばらくしてお兄ちゃんが戻ってきて、私に向かってニッコリと笑った。
「おはよう。もう、チェックアウトは済んだよ。海と里桜さんはまだゆっくりしているみたいなので、先に動くことを連絡してる…」
里桜ちゃんのご両親と聖さん親子は私とお兄ちゃんと一緒に観光しながら空港に行くことになり、里桜ちゃんのお友達は新婚旅行に行くらしい。
里桜ちゃんのお友達以外が、みんな一緒で良かったと思う私がいた。