君をひたすら傷つけて
「ありがとうございます」
「別にお礼を言われることはない。むしろこっちの方が大事な弟を好きになってくれて感謝している。義哉は君と出会えて幸せなんだから」
「そうでしょうか?」
「ああ。私は兄だから分かる。藤堂さんと出会ったことで笑うことが増えたよ。藤堂さんが帰った後に数学の教科書を開いたりもしていて、もう来ないでと言いながらも教えるために勉強をしている」
「それならなんで来ないでって言うんですか?」
「義哉が大事だと思う反面、藤堂さんも大事だと思えるようになったからかもしれない。真っ直ぐに義哉のことを思ってくれる君を大事にしたいと思う」
「私のことはいいですから、高取くんのことだけを大事にしてください」
「そうだね。藤堂さんに優しくし過ぎたら義哉が妬くかもしれないな」
「最後に聞いてもいい。本当に後悔しない?」
「はい」
少しでも傍に居たいと思う。私が傍にいることで高取くんが少しでも幸せを感じることが出来るならそれでいい。
「そろそろ仕事に戻るよ。藤堂さんは今から病院に行くの?」
「もちろんです。高取くんに自分の気持ちを伝えてきます。ずっと一緒にいるって言ってきます」
お兄さんは少し目を見開き悲しげに微笑んだ。そして、ゆっくりと口を開く。
「兄として感謝している。本当にありがとう」
「別にお礼を言われることはない。むしろこっちの方が大事な弟を好きになってくれて感謝している。義哉は君と出会えて幸せなんだから」
「そうでしょうか?」
「ああ。私は兄だから分かる。藤堂さんと出会ったことで笑うことが増えたよ。藤堂さんが帰った後に数学の教科書を開いたりもしていて、もう来ないでと言いながらも教えるために勉強をしている」
「それならなんで来ないでって言うんですか?」
「義哉が大事だと思う反面、藤堂さんも大事だと思えるようになったからかもしれない。真っ直ぐに義哉のことを思ってくれる君を大事にしたいと思う」
「私のことはいいですから、高取くんのことだけを大事にしてください」
「そうだね。藤堂さんに優しくし過ぎたら義哉が妬くかもしれないな」
「最後に聞いてもいい。本当に後悔しない?」
「はい」
少しでも傍に居たいと思う。私が傍にいることで高取くんが少しでも幸せを感じることが出来るならそれでいい。
「そろそろ仕事に戻るよ。藤堂さんは今から病院に行くの?」
「もちろんです。高取くんに自分の気持ちを伝えてきます。ずっと一緒にいるって言ってきます」
お兄さんは少し目を見開き悲しげに微笑んだ。そして、ゆっくりと口を開く。
「兄として感謝している。本当にありがとう」