とんだ勘違いから
冬休み日本に戻った時に玲が開店させたバーに行った。


バーは繁盛していてこいつのどっちにも取れない中性の綺麗さと性格に男も女も通ういいバーになっていた。


俺に作ってくれるのはジャック。

アメリカからずっと同じものばかり飲んでいるのを覚えてくれていた。


そこに俺の大学時代からの親友、こいつもモデルばりの身長でカッコいい奴なんだが、隆治を連れて行った時二人の間にぱっと華が咲いたらしい。

それからあいつらは俺がアメリカに戻ったあとでも慎重に愛を育んでいるみたいだ。

二人のことはあんまり詮索しないようにしている、お互い大人だしな。

二人が良ければ同性愛でも全く反対する気はないから。










「稼ぐって?まこちゃんは会社員よ?


ま、どこかで会うかもね。」


そう言いながら玲と隆治がニッコリ微笑みあう。



「じゃ、俺疲れたから帰るわ。

まだ荷解いもしないといけないしな。


また落ち着いたらくるから。」


そう言って俺は歩いてマンションに帰った。


もちろんあの忌々しい思い出のマンションじゃなくて新築のデザイナーズマンションだ。


玲のバーから歩いて帰れる距離にあるマンションは隆治が建築に関係したマンションで俺に勧めてくれていたから即決で買った。


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