とんだ勘違いから
「お前4年も海外だったんだな。

俺はあっという間に戻ってきたぞ。ははは。」



「鈴木は今でもジム通ってるのか?」


「そんなわけ無いだろ。ってかイヤミっぽいやつだなー。

お前は全く昔と体型変わってないな。こんなにスーツが似合うやつお前と社長ぐらいじゃねーの?



昔は彼女作るために頑張って行こうかと思ったけどもう無理だ。ハハハッ」

と言いながら少しぽっちゃりとしたお腹をさすっている。



「また今度飲みに行こうぜ。歓迎会してやるからさ。」そう言われて、ああまた今度な、と返事した。



1課に入ると馴染みの顔が見えた。


「前田次長、あっいや、部長おかえりなさい。」

部下の有本だ。

いまこいつも課長をしている。

まだ若造だと思っていたのに着実に出世街道に乗っていたんだ。


そして数人まだ懐かしい顔があった。


机に座った途端一人、また一人と挨拶にやってきた。




みんな俺が結婚していると思ったみたいで奥さんのことを聞かれたが


結婚はしなかったんだ、とだけ告げた。



ここは男ばかりの職場だからその後は何も聞かれることがなくてよかった。











そして仕事に戻って2週間やっと落ち着いたと思い,玲のバーへ向かった。


< 14 / 102 >

この作品をシェア

pagetop