とんだ勘違いから
その後もちろん婚約は解消だ。


しかし彼女は俺と結婚する気だった。

「どうして、連絡くれなかったの?

連絡くれたら

あなたの為に準備して待ってたのに。」

連絡しなかった俺が悪いように言われて、この状況は誘われて俺がいなくて寂しかったからと。



あなたをずっと愛してわ、なんて嘘か本当かわからない。

この二人に誘われたのは彼女が働いていたファミレスだとか言っていた。

俺が飲み屋で仕事して欲しくないと言ったらファミレスで仕事することにしたと教えてくれたから。

信用していた女に裏切られた、口先だけで愛を語られていたんだと落ち込んだ。






もう何も聞きたくなかった。

紗綾の顔を見ると相変わらず良い顔してて何でも許してやりたくなるが

どうしても俺のマンションで誘われて見境なく寝てて、その帰っていった二人も全く俺に対して悪いなどと思っている訳でなく、多分またアイツラとは連絡を取るだろうなと思わされるところもあって俺がグジグジしていたのか

すると彼女が逆ギレしてきた。




「もう、うざいわね。

本当のこと言うと、あなたと結婚してステータスが欲しかったのよ。

あなたと結婚してお金に心配しないで生きていけるのよ。


あなたも結婚して昇進に役立つんでしょ?

お互いの利益のために結婚すればいいじゃないの。


それに私はあなたを愛しているわ。」


それ以上聞いていられなかった。


俺はこんな女を愛していたのか、

俺はこのマンションを彼女に手切れ金として与えた。

そして俺に金輪際関わらないでくれと言ってアメリカに逃げるように別れた。


そのことを隆治は知っている。

その後隆治が紗綾がキャバクラで働いていたと聞かされた。

ファミレス勤務がキャバクラへ?

俺の与えたマンションはどうなっているんだろうかなんてもうどうでも良くなった。






俺は時間がなくてまた戻らないと行けなかったからそれが良かったかもしれない。


そのままアメリカに戻った俺に奥さんを連れて帰ってこなかったと現地職員は冷やかしてきたこともあった。


しかしすぐに俺の様子を見て結婚しなかったのがわかってからはみんな何も言わなくなった。

現地社員の女達が急に俺に対して色気のある雰囲気でアプローチしてきたが俺には全く女がわからなくなってどうにもできなかった。



俺は傷心を癒やすかのように酒に溺れた。

女はその勢いで何人か抱いたかもしれない。
その場限りの関係だ。




そんな怠惰でも仕事を疎かにしたつもりはない。


もう酒と仕事で体が限界になってきた時、玲が救ってくれた。

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