あなたと恋の始め方①
私のいる静岡研究所にも小林さんの噂は流れてきている。その噂があまりにも華やか過ぎて、私は元々殆どない自信はさらに無くなっていた。静岡支社で美人で有名な秘書課の女の子や、経理課の年上の女性。それに総務課の女の子や小林さんと同じ営業課の女の子も小林さんのことが好きらしい。
恋愛の疎い私にそんな情報をくれるのはランチタイムの時間。たまに一緒に食事をする女の子が静岡支社に友達がいるらしく、色々な話をしてくれる。そんな中で、本社営業一課から来た主任である小林さんの話題はよく上がるらしい。私が小林さんのことを好きなのを知らない彼女は何気なしにランチタイムに小林さんの話題を振る。
平静を保って聞いているけど、内心はドキドキで、小林さんを好きな分気にはなる。でも、こんな風に時間があれば私を食事に誘ってくれているから、どうなったのか気にはなるけど聞けないでいた。
聞けば、答えてくれるのかもしれないけど、こうして一緒の時間を過ごしてくれている小林さんを信じたい。
でも、あれだけの綺麗な人に好きだと言われたら、男の人は嬉しいのではないかと思う。小林さんも嫌な気持ちにはならないだろう。自分に女としての自信があったら、私はもう少し上手に恋を出来たのではないかとさえ思う。相変わらず不器用だし、恋愛ごとは苦手。
「美羽ちゃん?」
「あ、すみません。ちょっとボッとしてて」
「疲れたなら帰る?」
「いえ、ちょっと考え事です。すみません」
「研究のことでも考えてた?美羽ちゃんらしいね」
本当は小林さんの事を考えていたけど、曖昧に笑ってしまう。
恋愛の疎い私にそんな情報をくれるのはランチタイムの時間。たまに一緒に食事をする女の子が静岡支社に友達がいるらしく、色々な話をしてくれる。そんな中で、本社営業一課から来た主任である小林さんの話題はよく上がるらしい。私が小林さんのことを好きなのを知らない彼女は何気なしにランチタイムに小林さんの話題を振る。
平静を保って聞いているけど、内心はドキドキで、小林さんを好きな分気にはなる。でも、こんな風に時間があれば私を食事に誘ってくれているから、どうなったのか気にはなるけど聞けないでいた。
聞けば、答えてくれるのかもしれないけど、こうして一緒の時間を過ごしてくれている小林さんを信じたい。
でも、あれだけの綺麗な人に好きだと言われたら、男の人は嬉しいのではないかと思う。小林さんも嫌な気持ちにはならないだろう。自分に女としての自信があったら、私はもう少し上手に恋を出来たのではないかとさえ思う。相変わらず不器用だし、恋愛ごとは苦手。
「美羽ちゃん?」
「あ、すみません。ちょっとボッとしてて」
「疲れたなら帰る?」
「いえ、ちょっと考え事です。すみません」
「研究のことでも考えてた?美羽ちゃんらしいね」
本当は小林さんの事を考えていたけど、曖昧に笑ってしまう。