あなたと恋の始め方①
「そういえば、今週末、折戸さんが帰ってくるらしいよ。さっき、会社を出るときにメールが来ていた」
ビールの入ったジョッキを傾けながら、小林さんは『折戸さん情報』をサラッと口にする。私は吃驚してウーロン茶を飲むのを止めてしまった。
「え。そうなんですか?知らなかったです。でも、久しぶりに帰国ですよね」
「あれ?美羽ちゃんには連絡が来てなかった?折戸さんの事だから、俺よりも先に美羽ちゃんにも連絡していると思ったけど」
折戸さんのメールは私の会社のパソコンではなく、自宅のパソコンに来るようになっている。最初は会社のパソコンに来ていたけど、あまりにも私用の内容が多いので家のパソコンのアドレスに送ってもらう様にしている。それにはきちんとした理由がある。
折戸さんのメールの返事にはいつも苦労する。あれだけ毎日のように研究所でレポートを書いているのに、こと折戸さんのメールは答えに詰まってしまう。会社のパソコンに来たメールにフリーズしていたら、仕事にならないので、家のパソコンに送って貰い、時間を掛けてメールを返している。
簡単に返せるような内容のメールじゃない。
「メールは自宅のパソコンに送ってきてもらうようにしているので、まだ見てないです」
「え。自宅のパソコン?」
「はい。だって、この頃のメールは本当に私用のメールが多くて…。会社のパソコンでは返信も出来ないような内容なんです」
ビールの入ったジョッキを傾けながら、小林さんは『折戸さん情報』をサラッと口にする。私は吃驚してウーロン茶を飲むのを止めてしまった。
「え。そうなんですか?知らなかったです。でも、久しぶりに帰国ですよね」
「あれ?美羽ちゃんには連絡が来てなかった?折戸さんの事だから、俺よりも先に美羽ちゃんにも連絡していると思ったけど」
折戸さんのメールは私の会社のパソコンではなく、自宅のパソコンに来るようになっている。最初は会社のパソコンに来ていたけど、あまりにも私用の内容が多いので家のパソコンのアドレスに送ってもらう様にしている。それにはきちんとした理由がある。
折戸さんのメールの返事にはいつも苦労する。あれだけ毎日のように研究所でレポートを書いているのに、こと折戸さんのメールは答えに詰まってしまう。会社のパソコンに来たメールにフリーズしていたら、仕事にならないので、家のパソコンに送って貰い、時間を掛けてメールを返している。
簡単に返せるような内容のメールじゃない。
「メールは自宅のパソコンに送ってきてもらうようにしているので、まだ見てないです」
「え。自宅のパソコン?」
「はい。だって、この頃のメールは本当に私用のメールが多くて…。会社のパソコンでは返信も出来ないような内容なんです」