あなたと恋の始め方①
「何が食べたい?美羽ちゃんは女の子だからちょっとおしゃれな店とかがいいのかな?」
折戸さんはタブレットから目を離さずに私に話し掛けてくる。話ながらも手の動きは止まらなくて、仕事は順調に終わっているようだった。仕事をしながらも私のことには気を掛けてくれて、時折、話しかけてくる。でも、それが無理をしている雰囲気はなくて、折戸さんも楽しんでいるように見えた。
こんな風な時間を過ごしていると、本社営業一課での日々を思い出す。
「私はどこでもいいです。折戸さんの食べたいものってなんですか?せっかく帰国しているのだから好きなものを食べた方がいいのではないですか」
「美羽ちゃんが特に食べたいものがないなら、俺の食べたいものでいい?と言っても二つ食べたいものがあるんだけど、どちらも決められないんだ」
「はい。で、折戸さんの食べたいものってなにですか?」
「焼肉か寿司。後は美羽ちゃんが決めて」
どっちと言われても、焼肉も美味しそうだし、お寿司も。でも、本当にどっちでも良くて、私は悩んでしまった。折戸さんの好きなものといいながら、選択肢を二つに絞っただけで、結局は私に選ばせてくれる。
「折戸さんはどっちがいいですか?」
「俺が聞いているのに」
そう言って、クスクス笑う。
「でも、どちらも美味しそうで選べません」
そんな私の言葉に折戸さんはもう一度クスクス笑うと、私の方を見た。
折戸さんはタブレットから目を離さずに私に話し掛けてくる。話ながらも手の動きは止まらなくて、仕事は順調に終わっているようだった。仕事をしながらも私のことには気を掛けてくれて、時折、話しかけてくる。でも、それが無理をしている雰囲気はなくて、折戸さんも楽しんでいるように見えた。
こんな風な時間を過ごしていると、本社営業一課での日々を思い出す。
「私はどこでもいいです。折戸さんの食べたいものってなんですか?せっかく帰国しているのだから好きなものを食べた方がいいのではないですか」
「美羽ちゃんが特に食べたいものがないなら、俺の食べたいものでいい?と言っても二つ食べたいものがあるんだけど、どちらも決められないんだ」
「はい。で、折戸さんの食べたいものってなにですか?」
「焼肉か寿司。後は美羽ちゃんが決めて」
どっちと言われても、焼肉も美味しそうだし、お寿司も。でも、本当にどっちでも良くて、私は悩んでしまった。折戸さんの好きなものといいながら、選択肢を二つに絞っただけで、結局は私に選ばせてくれる。
「折戸さんはどっちがいいですか?」
「俺が聞いているのに」
そう言って、クスクス笑う。
「でも、どちらも美味しそうで選べません」
そんな私の言葉に折戸さんはもう一度クスクス笑うと、私の方を見た。