あなたと恋の始め方①
食事が終わって店を出たのは9時を少し過ぎたくらいで、美味しいお寿司を食べながらの食事は思ったよりも時間が過ぎていた。それに店の支払いは私が知らないうちに終わっていて、どのくらいのお金が掛かったのかもわからない。折戸さんが一度だけ席を外したことがあったからその時だと思うけど、私はお手洗いに行っているとばかり思っていて気付きもしなかった。
「あの、食事代ですが」
「もちろん女の子に払わせる趣味はないから」
そう言って私がバッグからお財布を出そうとするのを止める。私はいつも折戸さんに甘えてばかりで何も返せていない。それに私は折戸さんのプロポーズを断るつもりだった。それは私が小林さんのことを好きだからだけど、こんな風に食事に行くことで折戸さんに申し訳ない気持ちになってしまう。
「でも…」
「なら、もう一軒付き合って。さっきお酒が飲めなかったから少し飲みたい。帰りはマンションまで送るから」
「それはいいですけど、帰りは小林さんが迎えに来てくれることになってます」
「蒼空が?」
「はい。遅くなってもいいからって」
私は小林さんの言葉を思い出して顔が緩む。明日も仕事があるのにわざわざ迎えに来てくれるという気持ちが嬉しかった。でも、私はタクシーで帰るつもり。折戸さんと別れてからタクシーで帰って、マンションについてから小林さんに連絡しようと思っていた。
「あの、食事代ですが」
「もちろん女の子に払わせる趣味はないから」
そう言って私がバッグからお財布を出そうとするのを止める。私はいつも折戸さんに甘えてばかりで何も返せていない。それに私は折戸さんのプロポーズを断るつもりだった。それは私が小林さんのことを好きだからだけど、こんな風に食事に行くことで折戸さんに申し訳ない気持ちになってしまう。
「でも…」
「なら、もう一軒付き合って。さっきお酒が飲めなかったから少し飲みたい。帰りはマンションまで送るから」
「それはいいですけど、帰りは小林さんが迎えに来てくれることになってます」
「蒼空が?」
「はい。遅くなってもいいからって」
私は小林さんの言葉を思い出して顔が緩む。明日も仕事があるのにわざわざ迎えに来てくれるという気持ちが嬉しかった。でも、私はタクシーで帰るつもり。折戸さんと別れてからタクシーで帰って、マンションについてから小林さんに連絡しようと思っていた。