あなたと恋の始め方①
「そう。蒼空が迎えに来るんだね。でも、可愛い笑顔でそんなことをいう美羽ちゃんは怖いね。俺と蒼空を惑わす魔性の女だね。じゃ、行こうか」
前を少し歩く折戸さんの後ろ姿を見ながらさっきの言葉が頭の中でクルクル回る。
魔性の女???私が??折戸さんの視線は私に注がれているから、私のことを言っているのは間違いではないけど、私のどこが魔性の女?余りにも吃驚すると言葉を失うということを知る。唇から零れるのは呼吸を忘れた私が呼吸しないといけないと思った息。なんて言っていいかわからない。
彼氏いない歴=実年齢の私が魔性の女??思考が纏まらずにただ足だけが動く。『魔性の女』という言葉だけが私の中を素通りしていく。
「さ。ここだよ。ここのカクテルは美味しいよ。一杯だけ飲んだら、蒼空に電話だね。あんまり待たせると可哀想だ。」
歩きながら話していたけど、あっという間に着いてしまい、ここまで来て帰るというのも申し訳なくて…。でも、小林さんのことも気になって。見上げると折戸さんがニッコリ笑っている。
「先に蒼空に電話して、迎えに来て貰うまでの時間だけ飲もう。それならいいでしょ」
今更自分でタクシーで帰るつもりなんていえなくて私は小林さんに連絡するしかないようだった。でも、目の前に折戸さんが居るのに電話はしにくいとも思う。一緒にいるのに別な男の人に迎えに来て貰うなんて…。でも、折戸さんの微笑みから逃げられる自信はない。
「電話します」
「その方がいい」
前を少し歩く折戸さんの後ろ姿を見ながらさっきの言葉が頭の中でクルクル回る。
魔性の女???私が??折戸さんの視線は私に注がれているから、私のことを言っているのは間違いではないけど、私のどこが魔性の女?余りにも吃驚すると言葉を失うということを知る。唇から零れるのは呼吸を忘れた私が呼吸しないといけないと思った息。なんて言っていいかわからない。
彼氏いない歴=実年齢の私が魔性の女??思考が纏まらずにただ足だけが動く。『魔性の女』という言葉だけが私の中を素通りしていく。
「さ。ここだよ。ここのカクテルは美味しいよ。一杯だけ飲んだら、蒼空に電話だね。あんまり待たせると可哀想だ。」
歩きながら話していたけど、あっという間に着いてしまい、ここまで来て帰るというのも申し訳なくて…。でも、小林さんのことも気になって。見上げると折戸さんがニッコリ笑っている。
「先に蒼空に電話して、迎えに来て貰うまでの時間だけ飲もう。それならいいでしょ」
今更自分でタクシーで帰るつもりなんていえなくて私は小林さんに連絡するしかないようだった。でも、目の前に折戸さんが居るのに電話はしにくいとも思う。一緒にいるのに別な男の人に迎えに来て貰うなんて…。でも、折戸さんの微笑みから逃げられる自信はない。
「電話します」
「その方がいい」