あなたと恋の始め方①
でも、今は違う。誰よりも小林さんが好きで離れたくないと思っている。まだ、小林さん自身にさえ言ってないけど、私は小林さんの事が好き。
「そう。でも、高見主任と折戸さんが来るってことは美羽ちゃんの交換留学の確率が高いってことくらい俺でも分かる。美羽ちゃんが躊躇する気持ちも分かる。いつまでに答えを出さないといけないの?」
「二週間くらいだそうです。辞令が出る前なら止めれると高見主任は言ってくれました」
「あまり時間がないね。大事なことなのに時間がないのは辛いね」
そういった小林さんの言葉に感情は感じられずにただ、淡々と言葉を紡いだだけのように感じた。私はというと少しガッカリしていた。こんな風に夜遅い時間に迎えに来てくれるなら、フランス留学に行くなと言ってくれるのではないかと思ったからだった。付き合ってもない私がそんな言葉を貰えると思うなんて、少しアルコールがおかしな方向に作用しているのだろう。
街中で一番混んでいる道路を抜けると後はスムーズに私のマンションの場所に向かって進んでいく。そして、この道を右に曲がったら私のマンションが見える場所まで帰ってきていた。
赤信号で車が止まるとフッと息が漏れる。小林さんとこのまま一緒に居たいと思う気持ちがまだあって、信号なんか変わらなければいいのにと思ってしまう。でも、信号は所詮、機械で制御されているから、時間が進めば青に変わってしまう。
一緒にいれる時間はもうすぐ終わる。
「そう。でも、高見主任と折戸さんが来るってことは美羽ちゃんの交換留学の確率が高いってことくらい俺でも分かる。美羽ちゃんが躊躇する気持ちも分かる。いつまでに答えを出さないといけないの?」
「二週間くらいだそうです。辞令が出る前なら止めれると高見主任は言ってくれました」
「あまり時間がないね。大事なことなのに時間がないのは辛いね」
そういった小林さんの言葉に感情は感じられずにただ、淡々と言葉を紡いだだけのように感じた。私はというと少しガッカリしていた。こんな風に夜遅い時間に迎えに来てくれるなら、フランス留学に行くなと言ってくれるのではないかと思ったからだった。付き合ってもない私がそんな言葉を貰えると思うなんて、少しアルコールがおかしな方向に作用しているのだろう。
街中で一番混んでいる道路を抜けると後はスムーズに私のマンションの場所に向かって進んでいく。そして、この道を右に曲がったら私のマンションが見える場所まで帰ってきていた。
赤信号で車が止まるとフッと息が漏れる。小林さんとこのまま一緒に居たいと思う気持ちがまだあって、信号なんか変わらなければいいのにと思ってしまう。でも、信号は所詮、機械で制御されているから、時間が進めば青に変わってしまう。
一緒にいれる時間はもうすぐ終わる。