あなたと恋の始め方①
信号が規則正しく赤から青に変わる。そして、小林さんは急にウインカーを変え、マンションの方の右には曲がらず左に曲がったのだった。私は驚いて小林さんの方を見ると小林さんは私の方を見てニッコリと笑い、そして前を向きアクセルを踏んだ。バックミラー越しに私のマンションが見え、次第にそれは小さくなっていく。
「ちょっと寄り道する。コンビニに寄っていい?」
私が頷くと、小林さんは少し表情を緩め、アクセルを踏んだ。コンビニに寄るだけとはいえ、このまま真っ直ぐ帰らなかったのは、もしかしたら、まだ帰りたくないと思う私の気持ちが聞こえてしまったのだろうかと思ってしまう。でも、心の中の言葉は小林さんには聞こえないはず?
コンビニには車ですぐの距離だった。
「ちょっと飲み物買ってくるけど、美羽ちゃんは何か欲しいものある?」
「特にないです」
「うん。わかった。すぐに戻ってくるから待ってて」
小林さんはそういうとコンビニの店内に入っていく。ガラス越しに小林さんの姿が見えて、車の中に居る私に向かって軽く手を振る。そんな小林さんに手を振りかえしてから、車の中に残された私はフッと息を吐いた。フランス留学のことを小林さんはどう思っただろう。そう思うと、小林さんの心の中を知りたくなってしまう。
「好きなんです」
一人でいる車内に私の言葉が漂った。思いを言葉にするだけでこんなにも痛くなる。この痛みは…私の二度目の恋が本気の恋であるということ。
「ちょっと寄り道する。コンビニに寄っていい?」
私が頷くと、小林さんは少し表情を緩め、アクセルを踏んだ。コンビニに寄るだけとはいえ、このまま真っ直ぐ帰らなかったのは、もしかしたら、まだ帰りたくないと思う私の気持ちが聞こえてしまったのだろうかと思ってしまう。でも、心の中の言葉は小林さんには聞こえないはず?
コンビニには車ですぐの距離だった。
「ちょっと飲み物買ってくるけど、美羽ちゃんは何か欲しいものある?」
「特にないです」
「うん。わかった。すぐに戻ってくるから待ってて」
小林さんはそういうとコンビニの店内に入っていく。ガラス越しに小林さんの姿が見えて、車の中に居る私に向かって軽く手を振る。そんな小林さんに手を振りかえしてから、車の中に残された私はフッと息を吐いた。フランス留学のことを小林さんはどう思っただろう。そう思うと、小林さんの心の中を知りたくなってしまう。
「好きなんです」
一人でいる車内に私の言葉が漂った。思いを言葉にするだけでこんなにも痛くなる。この痛みは…私の二度目の恋が本気の恋であるということ。