あなたと恋の始め方①
このタイミングで部屋を出ないと私はこの研究室に朝まで缶詰にされてしまう。一度外からセキュリティを掛けると朝まで開けると、その度に警備会社から連絡が入る。さすがに仕事がしたいとはいえ、それは困ると思った。いくら仕事が好きだと言ってもそうなると話は違ってくる。
「わかりました。すぐに用意しますので待ってください」
私が立ち上がって片付けようとすると、また中垣先輩の声が響く。今度はなんだろうと思った。先輩の言うとおりに帰ることにしたのに、これ以上まだ何かあるの?
「メールが先」
「え?」
「メールをして、用意をして研究所を出れば、ちょうど迎えも来るだろ」
中垣先輩の言うとおりだった。身の回りを片付けて研究室を出てから小林さんに連絡をするとその分遅くなる。中垣先輩は私の気のまわらないところまでお見通しだった。長い付き合いだから私のことをよく知っているとはいえ、微妙でもある。
「…。そうですね。そうします」
研究室に残るなら別として、帰るなら少しでも早く小林さんにメールをするべきだと思う。小林さんはあの電話の感じだったら、この研究所の近くに来ていると思う。さっきまで、研究のことしか頭になかったのに、中垣先輩の言葉で急に小林さんに会いたくなったのは現金だと思うけど、それもそれで事実だった。
仕事と恋愛の両立は難しい???
「わかりました。すぐに用意しますので待ってください」
私が立ち上がって片付けようとすると、また中垣先輩の声が響く。今度はなんだろうと思った。先輩の言うとおりに帰ることにしたのに、これ以上まだ何かあるの?
「メールが先」
「え?」
「メールをして、用意をして研究所を出れば、ちょうど迎えも来るだろ」
中垣先輩の言うとおりだった。身の回りを片付けて研究室を出てから小林さんに連絡をするとその分遅くなる。中垣先輩は私の気のまわらないところまでお見通しだった。長い付き合いだから私のことをよく知っているとはいえ、微妙でもある。
「…。そうですね。そうします」
研究室に残るなら別として、帰るなら少しでも早く小林さんにメールをするべきだと思う。小林さんはあの電話の感じだったら、この研究所の近くに来ていると思う。さっきまで、研究のことしか頭になかったのに、中垣先輩の言葉で急に小林さんに会いたくなったのは現金だと思うけど、それもそれで事実だった。
仕事と恋愛の両立は難しい???