あなたと恋の始め方①
眠れない木曜日を過ごし、落ち着かない金曜日を過ごしている。普通通りに出勤してきたのに落ち着かない。
明日は大好きな小林さんとの初デート。小林さんは電車に乗っての高校生デートというけど、実際の高校生はどんなデートをするんだろ。
『想像つかない』
研究室には平静そのものの中垣先輩と、どこか仕事に身の入らない私がいる。仕事はいつも通りなのにどこか頭の中が明日の遊園地デートで埋められていた。パチパチとキーボードが音を立ててパソコンの画面には数字が並んでいく。
でも、頭の中は小林さんでいっぱい。
「あ」
そんな私を襲うのはパソコンの洗礼。いきなりフリーズしてしまった。ちょっと前にバックアップを取ったけど、この一時間半で打ち込んだものは消えている。いつもは小まめにバックアップするのに、思った以上に時間はすぎていた。
「どうした?」
画面を見ながら、大きな溜め息を零した。気持ちの切り替えが必要だ。そう思って、私は立ち上がった。
「すみません。ちょっと切り替えてきます。パソコンがフリーズしました」
私がそういうと、中垣先輩は眉根を寄せる。パソコンのフリーズがどれだけのダメージかを知っている。気持ちの切り替えが必要になるのも。
「どのくらい消えた?」
「一時間半分くらいです」
「わかった」
高見主任の影響でタイトになったスケジュールなのに、不可抗力とはいえパソコンのフリーズは痛い。
明日は大好きな小林さんとの初デート。小林さんは電車に乗っての高校生デートというけど、実際の高校生はどんなデートをするんだろ。
『想像つかない』
研究室には平静そのものの中垣先輩と、どこか仕事に身の入らない私がいる。仕事はいつも通りなのにどこか頭の中が明日の遊園地デートで埋められていた。パチパチとキーボードが音を立ててパソコンの画面には数字が並んでいく。
でも、頭の中は小林さんでいっぱい。
「あ」
そんな私を襲うのはパソコンの洗礼。いきなりフリーズしてしまった。ちょっと前にバックアップを取ったけど、この一時間半で打ち込んだものは消えている。いつもは小まめにバックアップするのに、思った以上に時間はすぎていた。
「どうした?」
画面を見ながら、大きな溜め息を零した。気持ちの切り替えが必要だ。そう思って、私は立ち上がった。
「すみません。ちょっと切り替えてきます。パソコンがフリーズしました」
私がそういうと、中垣先輩は眉根を寄せる。パソコンのフリーズがどれだけのダメージかを知っている。気持ちの切り替えが必要になるのも。
「どのくらい消えた?」
「一時間半分くらいです」
「わかった」
高見主任の影響でタイトになったスケジュールなのに、不可抗力とはいえパソコンのフリーズは痛い。