あなたと恋の始め方①
小林さんはちょっとだけ考えてから、『楽しみにしている。』と言ってくれた。楽しみにしてると言ってくれた顔が本当に嬉しそうだったので、『頑張って美味しいものを作らないといけない』と思った。
そんな話をしながら歩いていると、駅に着いた。ホームに上がると、丁度、電車が来ていてドアは開いているもののたくさんの人がその電車には乗っている。終電というのはこんなにも人が多いものなのだろうか?私は殆ど終電に乗ることはなく、終電で帰るくらいなら研究所に泊まっていた。でも、これからは泊まらないと約束したから乗ることも増えるだろう。
電車に乗り込むと、小林さんは私が他の乗客に潰されないように庇ってくれる。視線を上げるとそこには小林さんの優しい顔があって……ニッコリと笑ってくれる。綺麗な顔なのに可愛いと思ってしまった。
「お土産はケーキでいいかな?それともドーナツとかがいい?」
「いいですよ。気を使わなくても。本当にハンバーグしか作りませんから」
「美羽ちゃんが作ってくれるというのが嬉しいだけだよ。週末が楽しみ過ぎる」
そんなことを言われると、顔が熱くなるのを感じた。本当に小林さんは私をドキドキさせるのが得意だ。本当に普通のハンバーグしか出来ないのにこんなに喜んでくれるなら、絶対に美味しいものを作りたいと思った。
頑張って美味しいものから、絶対に美味しいものをと思う私は……やっぱり恋をしているのだろう。
そんな話をしながら歩いていると、駅に着いた。ホームに上がると、丁度、電車が来ていてドアは開いているもののたくさんの人がその電車には乗っている。終電というのはこんなにも人が多いものなのだろうか?私は殆ど終電に乗ることはなく、終電で帰るくらいなら研究所に泊まっていた。でも、これからは泊まらないと約束したから乗ることも増えるだろう。
電車に乗り込むと、小林さんは私が他の乗客に潰されないように庇ってくれる。視線を上げるとそこには小林さんの優しい顔があって……ニッコリと笑ってくれる。綺麗な顔なのに可愛いと思ってしまった。
「お土産はケーキでいいかな?それともドーナツとかがいい?」
「いいですよ。気を使わなくても。本当にハンバーグしか作りませんから」
「美羽ちゃんが作ってくれるというのが嬉しいだけだよ。週末が楽しみ過ぎる」
そんなことを言われると、顔が熱くなるのを感じた。本当に小林さんは私をドキドキさせるのが得意だ。本当に普通のハンバーグしか出来ないのにこんなに喜んでくれるなら、絶対に美味しいものを作りたいと思った。
頑張って美味しいものから、絶対に美味しいものをと思う私は……やっぱり恋をしているのだろう。