あなたと恋の始め方①
『私も早く会えて嬉しかったです』
でも、なんとなくそんな言葉は私の口から出ることはなくて、ただ、曖昧に笑う私がいる。もっと自分の気持ちを言葉に出来ればいいのに、それは今の私には無理。小林さんは遠足前の小学生と言ったけど、私もそれと殆ど変らない。
「はい」
たった一言だったけど、それで小林さんは私の緊張も気付いてくれたのか、ニッコリといつものように笑う。東京に居る時も静岡に来てからも何度も一緒に出掛けている。それは買い物だったり、食事だったりと二人で出掛けたことはあったのに、付き合いだして、彼氏彼女になったというだけでこんなにも緊張してしまう。
「じゃあ、早めに遊園地に行こうか?早く行く分、いっぱい遊べるよ」
そう言って私の前に手を差し出した。これって手を繋いで行くってこと?そんなことを思いながら見上げると小林さんはニッコリと笑っている。差し出された手に私は手を重ねるのが正解??
「手を繋いで歩くのが嫌なら、俺の腕に捕まって歩く?大学生デートにする?」
躊躇する私に小林さんはもっと難易度の高いことを言ってくる。手を繋ぐだけでも、ドキドキしてしまうのに、腕を組んで歩くというのは…絶対に無理。
手を繋いで歩くのが『高校生デート』で腕に捕まって歩くのが『大学生デート』。小林さんの感覚はこれらしい。じゃあ、オトナのデートは??
「肩を抱いて歩いてもいいけど…。」
でも、なんとなくそんな言葉は私の口から出ることはなくて、ただ、曖昧に笑う私がいる。もっと自分の気持ちを言葉に出来ればいいのに、それは今の私には無理。小林さんは遠足前の小学生と言ったけど、私もそれと殆ど変らない。
「はい」
たった一言だったけど、それで小林さんは私の緊張も気付いてくれたのか、ニッコリといつものように笑う。東京に居る時も静岡に来てからも何度も一緒に出掛けている。それは買い物だったり、食事だったりと二人で出掛けたことはあったのに、付き合いだして、彼氏彼女になったというだけでこんなにも緊張してしまう。
「じゃあ、早めに遊園地に行こうか?早く行く分、いっぱい遊べるよ」
そう言って私の前に手を差し出した。これって手を繋いで行くってこと?そんなことを思いながら見上げると小林さんはニッコリと笑っている。差し出された手に私は手を重ねるのが正解??
「手を繋いで歩くのが嫌なら、俺の腕に捕まって歩く?大学生デートにする?」
躊躇する私に小林さんはもっと難易度の高いことを言ってくる。手を繋ぐだけでも、ドキドキしてしまうのに、腕を組んで歩くというのは…絶対に無理。
手を繋いで歩くのが『高校生デート』で腕に捕まって歩くのが『大学生デート』。小林さんの感覚はこれらしい。じゃあ、オトナのデートは??
「肩を抱いて歩いてもいいけど…。」