あなたと恋の始め方①
本社営業一課で出会ってからかなりの時間が流れているけど、私は本当に小林さんのことを知らない。前に色々出掛けた時に聞いたこととかは覚えているけど、小林さんのプライベートは知らないことが多すぎた。聞いた中で一番後悔したのは小林さんの誕生日のことだった。
思い返してみると、研究が忙しく修羅場化していたから小林さんと会ってはなかったけど、それでも、知っていたらその後にでも一緒にお祝いくらいは出来たのではないかと思った。
「もう少し早く知っていたらお祝いしたのに。」
「美羽ちゃんも俺も仕事が忙しい時期だったし、それにこの年になるとそんなに自分の誕生日には拘らないし」
「プレゼントは何が欲しいですか?お祝い出来なかった分、何かしたいです」
「その気持ちだけで十分だよ。美羽ちゃんが俺の傍にいてくれるだけで嬉しい」
「そろそろ行こうか。もう少し先の場所でキャラクターのショーが始まるよ。見に行こう」
「はい」
そう言って私の手を重ねると身体がふわっと浮き上がる。そして、また優しく指を絡める。そして、ショーのある場所に向かって歩き出した。話をしながら歩いても私の頭の中はさっきの小林さんの誕生日のことで頭がいっぱい。せめて昨日にでも知っていれば何か用意できたのにと思う。
「小林さん」
「ん?」
「やっぱりお祝いしたいです」
私がそういうと小林さんはクスクス笑う。そして、繋いでいる手をきゅっと握り締めた。
「美羽ちゃんらしいよね。じゃあ、このショーを見た後でカフェに入って休憩しよう。その時にケーキでお祝いして」
思い返してみると、研究が忙しく修羅場化していたから小林さんと会ってはなかったけど、それでも、知っていたらその後にでも一緒にお祝いくらいは出来たのではないかと思った。
「もう少し早く知っていたらお祝いしたのに。」
「美羽ちゃんも俺も仕事が忙しい時期だったし、それにこの年になるとそんなに自分の誕生日には拘らないし」
「プレゼントは何が欲しいですか?お祝い出来なかった分、何かしたいです」
「その気持ちだけで十分だよ。美羽ちゃんが俺の傍にいてくれるだけで嬉しい」
「そろそろ行こうか。もう少し先の場所でキャラクターのショーが始まるよ。見に行こう」
「はい」
そう言って私の手を重ねると身体がふわっと浮き上がる。そして、また優しく指を絡める。そして、ショーのある場所に向かって歩き出した。話をしながら歩いても私の頭の中はさっきの小林さんの誕生日のことで頭がいっぱい。せめて昨日にでも知っていれば何か用意できたのにと思う。
「小林さん」
「ん?」
「やっぱりお祝いしたいです」
私がそういうと小林さんはクスクス笑う。そして、繋いでいる手をきゅっと握り締めた。
「美羽ちゃんらしいよね。じゃあ、このショーを見た後でカフェに入って休憩しよう。その時にケーキでお祝いして」