あなたと恋の始め方①
「ここは私に払わせてください。小林さんの誕生日に何も出来なかったからこれくらいは払わせてください」
「俺が払うからいいよ。美羽ちゃんがお祝いしてくれただけで満足だし」
小林さんはそうはいうけど、今日の交通費もこの遊園地のチケット代も小林さんが払ってくれて、私には全く払わせてくれない。初デートだからとしてもこんなにもお金を出して貰うと申し訳ない気がしてしまう。かといって、小林さんに交通費もチケット代も貰って貰えないのは分かっているから、せめてこのカフェの分だけは私がと思ったのだった。
「小林さんの誕生日のお祝いをしたいんです」
この店に入ったのは休憩という意味合いもあるけど、一番は小林さんの誕生日を祝いたかったから、お祝いのプレゼントも何もないけど、せめてこの店のケーキくらいはプレゼントしたいと思った。小林さんは私の気持ちを分かってくれたのか、優しい微笑みを浮かべると、伝票を握る私の手を優しく包み、いとおしむように撫でると私を見つめた。
「ありがとう。美羽ちゃんの言葉に甘えるよ。行こうか」
小林さんは私が頷くと、一度キュッと私の手を握ってから、フッと手の力を緩めた。そしてゆっくりと立ち上がったのだった。
レジには何人かの女の子が並んでいて、その後ろに私と小林さんが並ぶ。その後ろにも女の子が並んでいるから、私は小林さんにだけ聞こえるように言った。
「先に外に出て待っててくれますか?」
「それはいいけど、本当にいいの?」
「もちろんです」
「じゃあ、先に外にいるから」
「俺が払うからいいよ。美羽ちゃんがお祝いしてくれただけで満足だし」
小林さんはそうはいうけど、今日の交通費もこの遊園地のチケット代も小林さんが払ってくれて、私には全く払わせてくれない。初デートだからとしてもこんなにもお金を出して貰うと申し訳ない気がしてしまう。かといって、小林さんに交通費もチケット代も貰って貰えないのは分かっているから、せめてこのカフェの分だけは私がと思ったのだった。
「小林さんの誕生日のお祝いをしたいんです」
この店に入ったのは休憩という意味合いもあるけど、一番は小林さんの誕生日を祝いたかったから、お祝いのプレゼントも何もないけど、せめてこの店のケーキくらいはプレゼントしたいと思った。小林さんは私の気持ちを分かってくれたのか、優しい微笑みを浮かべると、伝票を握る私の手を優しく包み、いとおしむように撫でると私を見つめた。
「ありがとう。美羽ちゃんの言葉に甘えるよ。行こうか」
小林さんは私が頷くと、一度キュッと私の手を握ってから、フッと手の力を緩めた。そしてゆっくりと立ち上がったのだった。
レジには何人かの女の子が並んでいて、その後ろに私と小林さんが並ぶ。その後ろにも女の子が並んでいるから、私は小林さんにだけ聞こえるように言った。
「先に外に出て待っててくれますか?」
「それはいいけど、本当にいいの?」
「もちろんです」
「じゃあ、先に外にいるから」