あなたと恋の始め方①
楽しい時間は砂時計の砂のようにサラサラ流れてしまう。でも、その流れる時間は私の中でも一番楽しかった時間であるのは間違いない。どこに行っても見上げれば、そこには優しく私の方を見つめる小林さんの無邪気な笑顔があって、顔が熱くなるけど、それがとっても幸せで、このまま時間が止まってしまえばいいのにと思ってしまう。東京にいる時も、一緒に出掛けたことは何度もある。でも、今日は今までと違う。それは私の中にしっかりと刻まれた好きという気持ちがある。
『もっと一緒に居たい』
オレンジ色を孕んだ群青色は消え、既に濃紺の空が目の前に広がっている。今から、このテーマパークの最大のショーが始まる。でも、見るなら帰るのは遅くなるのは間違いない。私はいいけど、連日の残業で小林さんも疲れているだろうから、我が儘を言っていいのか分からなかった。
「どうする?見ていくなら遅くなるよ。美羽ちゃんは疲れてない?」
静岡から東京。
近いようで遠い距離。
帰りのことを考えたらもう帰ったほうがいいのはわかっている。でも、集まってくる人の期待に満ちた顔を見ると、最後まで楽しみたいという気持ちもある。悩んで答えを出せないでいる私をみて、小林さんがフッと笑った。
「遅くなってもいいなら見ていこう。折角来たんだし」
「いいんですか?」
「俺は構わないよ。でも、美羽ちゃんは疲れてない?」
『もっと一緒に居たい』
オレンジ色を孕んだ群青色は消え、既に濃紺の空が目の前に広がっている。今から、このテーマパークの最大のショーが始まる。でも、見るなら帰るのは遅くなるのは間違いない。私はいいけど、連日の残業で小林さんも疲れているだろうから、我が儘を言っていいのか分からなかった。
「どうする?見ていくなら遅くなるよ。美羽ちゃんは疲れてない?」
静岡から東京。
近いようで遠い距離。
帰りのことを考えたらもう帰ったほうがいいのはわかっている。でも、集まってくる人の期待に満ちた顔を見ると、最後まで楽しみたいという気持ちもある。悩んで答えを出せないでいる私をみて、小林さんがフッと笑った。
「遅くなってもいいなら見ていこう。折角来たんだし」
「いいんですか?」
「俺は構わないよ。でも、美羽ちゃんは疲れてない?」