あなたと恋の始め方①
小林さんが私の所に戻ってきたのはそれからしばらくしてからだった。チェックインを終わらせて真っ直ぐに私に向かって歩いてくる。私の視線を捕えると目を細めて微笑みを浮かべた。さっきの困ったような顔は既になく、小林さんもスッキリとした顔をしている。
何度も恋をしながら、私は小林さんの横で同じ流れを過ごしたい。それが今の私の望み。そして、私と同じように小林さんに私を好きになって欲しい。
「美羽ちゃん。ツインの部屋はもうなかったからダブルの部屋しかないけどいい?」
「小林さんが嫌じゃなかったら」
「俺は…嫌とか思わない」
小林さんはゆっくりと私の目の前に手を差し出した。そして、手を重ねるとゆっくりと身体がふわりと浮いた。でも、私の身体は自分で立つだけでなく、小林さんの胸に包まれた。シャツ越しに感じたのは私以上に煩いくらいに響く小林さんの鼓動だった。
「後悔しない?」
「心配性ですね」
「美羽ちゃん限定だけどね」
小林さんは耳元で囁くと少し身体を離し、私を見つめた。私の身体は微笑みに引かれるようにその逞しい腕に自分の腕を絡め、身体を寄せる。手を取られるでもなく、腕を引かれるでもなく。ただ、自然に私の身体が小林さんの身体に沿う。そんな私の方を見つめ、小林さんはとっても嬉しそうに笑っていた。
「行こうか」
何度も恋をしながら、私は小林さんの横で同じ流れを過ごしたい。それが今の私の望み。そして、私と同じように小林さんに私を好きになって欲しい。
「美羽ちゃん。ツインの部屋はもうなかったからダブルの部屋しかないけどいい?」
「小林さんが嫌じゃなかったら」
「俺は…嫌とか思わない」
小林さんはゆっくりと私の目の前に手を差し出した。そして、手を重ねるとゆっくりと身体がふわりと浮いた。でも、私の身体は自分で立つだけでなく、小林さんの胸に包まれた。シャツ越しに感じたのは私以上に煩いくらいに響く小林さんの鼓動だった。
「後悔しない?」
「心配性ですね」
「美羽ちゃん限定だけどね」
小林さんは耳元で囁くと少し身体を離し、私を見つめた。私の身体は微笑みに引かれるようにその逞しい腕に自分の腕を絡め、身体を寄せる。手を取られるでもなく、腕を引かれるでもなく。ただ、自然に私の身体が小林さんの身体に沿う。そんな私の方を見つめ、小林さんはとっても嬉しそうに笑っていた。
「行こうか」