あなたと恋の始め方①
「本当にお疲れ様でした。すみませんがお先に失礼します」
そんな言葉を残し、私は早々に研究室を後にする。今、私の頭の中にあるのは研究が終わった充実感よりも何よりも小林さんのために食器を用意するということしかない。今日中にどうにかしないと、間に合わない。たくさんの人で溢れる駅までの道を歩きながら、ふと思う。
今から食器を買いに行かないといけないのに、小林さんに会いたいと。今週は仕事が忙しくてメールのみだったから声さえも聞いてない。疲れた時に会いたいと思う気持ちを私は胸に感じていた。
そんな気持ちを振り払い向かった先は…可愛らしい雑貨の並ぶ店だった。今までの私なら見向きもしない店だけど、研究所の友達から教えて貰った店だったので迷わずに入る。
『彼と一緒に住む時に使う食器を殆ど揃えたの。シンプルなのに可愛いからおススメ』一緒に住むとかではないけど、一緒に食事をするために用意するっていうのにちょうどいいかもしれない。
店内は友達の言った通り可愛らしい雑貨で溢れていた。シンプルな食器が多く、その中に、少しの可愛らしい色合いのものがある。私はシンプルで使い勝手のいい真っ白なお皿をカゴに入れていく。とりあえず二組をカゴに入れると結構な重さになった。
早く帰ってゆっくりしようと思ってレジに並ぶと、その横の棚に可愛らいいマグカップが置いてある。ぽってりとしたフォルムの側面にはピンクの手書き風のハートのイラストが小さく描かれていて、その横には色違いの水色のマグカップもある。
「可愛いけど…」
可愛いで欲しいと思ったけど、付き合ってもないのにこんなマグカップを買うわけにはいかない。
そんな言葉を残し、私は早々に研究室を後にする。今、私の頭の中にあるのは研究が終わった充実感よりも何よりも小林さんのために食器を用意するということしかない。今日中にどうにかしないと、間に合わない。たくさんの人で溢れる駅までの道を歩きながら、ふと思う。
今から食器を買いに行かないといけないのに、小林さんに会いたいと。今週は仕事が忙しくてメールのみだったから声さえも聞いてない。疲れた時に会いたいと思う気持ちを私は胸に感じていた。
そんな気持ちを振り払い向かった先は…可愛らしい雑貨の並ぶ店だった。今までの私なら見向きもしない店だけど、研究所の友達から教えて貰った店だったので迷わずに入る。
『彼と一緒に住む時に使う食器を殆ど揃えたの。シンプルなのに可愛いからおススメ』一緒に住むとかではないけど、一緒に食事をするために用意するっていうのにちょうどいいかもしれない。
店内は友達の言った通り可愛らしい雑貨で溢れていた。シンプルな食器が多く、その中に、少しの可愛らしい色合いのものがある。私はシンプルで使い勝手のいい真っ白なお皿をカゴに入れていく。とりあえず二組をカゴに入れると結構な重さになった。
早く帰ってゆっくりしようと思ってレジに並ぶと、その横の棚に可愛らいいマグカップが置いてある。ぽってりとしたフォルムの側面にはピンクの手書き風のハートのイラストが小さく描かれていて、その横には色違いの水色のマグカップもある。
「可愛いけど…」
可愛いで欲しいと思ったけど、付き合ってもないのにこんなマグカップを買うわけにはいかない。