あなたと恋の始め方①
まだ時間はたっぷりあるのにドキドキが緊張している私がいる。テレビも音を鳴らしているだけ、読みかけの本も全く頭に入らない。考えるのは小林さんのこと。最初はお料理のことを考えていたけど、それは次第に本社営業一課に転属してからのことを思い出してしまっていた。
小林さんのことを思う気持ちを恋だと気付いたのは静岡研究所に来てからだった。空港で『好きだ』と言われた時も嬉しいとは思うより先に驚きの方が先で何も応えられなかった。でも、静岡と東京と離れてから、とても寂しく思う私がいて、メールとたまの電話だけの時間が私の中の小林さんへの思いを募らせた。
そして、それが恋だと気付いた。
小林さんが静岡支社に転勤してから、メールや電話と違って会うことが増えて…好きだと思う気持ちは増していく。あれからかなりの時間が過ぎていて、小林さんが私のことを好きでいてくれるということはないだろう。
小林さんは優しいから、空港での返事を言えない私に何も言わない。
「とりあえず作ろうかな」
小林さんへの思いは自分でも言葉にしにくい。でも、美味しいものを食べて貰いたいという気持ちは一生懸命ハンバーグを作ることで伝わるかもしれない。
ハンバーグにサラダ。スープなんだけど、お料理の本の成果でもある綺麗な盛り付けに入る。付け合せも何種類も作って大きな平皿に盛っていく。ハンバーグは熱々を食べて貰いたいから、小林さんが『もうすぐ着くよ』というメールをしてくれたからそれに合わせてハンバーグのたねをフライパンに投入したのだった。
料理が終わりホッとした時にちょうど来客を知らせるオートロックの呼び出しが鳴る。小林さんが来たのだろうか?その液晶画面を見て、私は驚いたのだった。
小林さんのことを思う気持ちを恋だと気付いたのは静岡研究所に来てからだった。空港で『好きだ』と言われた時も嬉しいとは思うより先に驚きの方が先で何も応えられなかった。でも、静岡と東京と離れてから、とても寂しく思う私がいて、メールとたまの電話だけの時間が私の中の小林さんへの思いを募らせた。
そして、それが恋だと気付いた。
小林さんが静岡支社に転勤してから、メールや電話と違って会うことが増えて…好きだと思う気持ちは増していく。あれからかなりの時間が過ぎていて、小林さんが私のことを好きでいてくれるということはないだろう。
小林さんは優しいから、空港での返事を言えない私に何も言わない。
「とりあえず作ろうかな」
小林さんへの思いは自分でも言葉にしにくい。でも、美味しいものを食べて貰いたいという気持ちは一生懸命ハンバーグを作ることで伝わるかもしれない。
ハンバーグにサラダ。スープなんだけど、お料理の本の成果でもある綺麗な盛り付けに入る。付け合せも何種類も作って大きな平皿に盛っていく。ハンバーグは熱々を食べて貰いたいから、小林さんが『もうすぐ着くよ』というメールをしてくれたからそれに合わせてハンバーグのたねをフライパンに投入したのだった。
料理が終わりホッとした時にちょうど来客を知らせるオートロックの呼び出しが鳴る。小林さんが来たのだろうか?その液晶画面を見て、私は驚いたのだった。